5月が行く

色んなことが、次から次えと自分の元へやって来た。

そんな5月が、「また来年」

そう云って去って行く。

そして6月が、やっと出番が来たかと
ワクワクしている。

「6月は梅雨入りだからなぁ」

私の言葉にムッとした6月。

「そんなこと云って、ダムの底が見えるようになったら困るクセに」

「そうよね、植物たちも雨を☂️楽しみにしているかもしれないし」

6月は満足そうな顔をした。

「ただお願いだから、災害が起こるような降り方は、やめてほしい」

6月は神妙な表情になった。

「もちろん僕だって、そうしたいさ。
だけどこればかりは、自分の力じゃどうにもならないんだ」

「何故？」

「人間も、地球を大切にしないと災害は起きてしまうかもしれないよ。木を伐採し過ぎたりしてるだろ？」

そうなんだ。食べ物屋さんに入れば、
当然のように割り箸が出てくるし。

「また戦争だってしている。人間は学ばないな」

うつむく私に6月は、笑顔で云ってくれた。

「戦争の映像や記事を見てると、なんて残酷なって思うでしょう？逆だよ。思考を平和に持っていくことだ。じゃあ５月にあってくるよ。労いにね」

私は信じることを実践していこうと思う。

全ては、なるようになるんだ。
大丈夫なんだからクヨクヨしない。

バイバイ5月、お疲れ様でした。

6月、宜しくね。