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大学で建築を学ぶための選択肢


✅ 僕の結論

建築家(日本で一級建築士を取ることを指す)になろうと思ったとき、一級建築士の受験資格を得るためには4年制大学の建築学科を卒業するのが最も期間が短い。
その際の大学選びを紹介して自分のケースに当てはめて考えて見ました。

必須条件 : 国が認可した大学でのカリキュラムを   
       取得し、卒業していること
公益財団法人 建築技術教育普及センターが細かいことを教えてくれます

僕の現時点での結論としては「工学系の大学に行く」でした

✅選択肢としては3つ

一級建築士になろうと思って大学に行こうと思ったときに選択肢は以下の3つです

① 日本の工学系の建築学科
② 日本の美術系の建築学科
③ 海外の大学


✅① 日本の工学系の建築学科

日本では建築学科は工学の分野に属しています。
建物の構造や、技術の観点から学んでいきます。一方、海外では美術の分野に属していることが多いらしいです。日本の建築がなんで工学にいちしているのかは、災害大国だからなのか、日本の国民性なのか、どこかの国から輸入したのかわかりません。


なので多くの建築家の人は工学部の建築学科を出ている人が多いです。

🟡メリット 
•OBやOG,その大学出身の建築家がいるので、情報(就活、バイトなど)が手に入りやすい
•学問的な観点で学ぶことができる
•設計だけでなく、環境、設備、工法など建築全般にジャンルがあり、自分に合いそうな方向を探すことができる
🔺デメリット 
•レッドオーシャン
•分母が多い
•差別化が難しい




✅② 日本の美術系の建築学科

建築家を目指そうと思っている人には意匠設計がやりたいと思っている人が多いのではないでしょうか。意匠設計といえば建築界の花形ですし、有名な建築物となると独特のデザインが施されています。

🟡メリット  
•美術が好き、得意な人に向いていて、入学試験のデッサンなどがある。
•他の科の大学生に魅力的な人が多く、刺激的な生活が送れる。
•アートの観点から建築を見ることができる
•設計をやるために入る人が多い
🔺デメリット
•工学的な部分を深堀する環境としては最適ではない
•論理的思考は工学系のほうが向いている
•設計がメイン
•就職先が限られる傾向がある
•分母が少ない
•コネが少ない




✅③ 海外の大学

海外の大学を出ても日本の一級建築士の受験資格を得ることができます。海外でのシラバスの和訳や、成績などをおくって認可を受ければ大丈夫です。

🟡メリット 
•語学力が必然的につく
•大きく変わるチャンス
•文化の違いを比較し、良い経験となる
🔺デメリット
•語学の勉強が必要
•環境が変わる
•情報がやや少ない


✅ 【記事 】建築家約1000人の経歴を調べてわかった、建築学科の強い大学ランキング一覧


僕が大学を探しているときにこんな記事に出会いました。


雑誌「新建築」に乗っていた建築家の出身大学の人数を並べたものです。

この記事は有意義な部分と、欠点があります

わかったこと
🟡美大出身の建築家が少ない( 7% )
🟡建築で人気のある大学がわかる
🟡「新建築」の雑誌のみでの経歴によって、出身大学の数がわかる

欠点
🔺美大生は学生の数がそもそも小さいので、設計をやるには美大と工学系のどちらが強いかはわからない
🔺大学の規模、例えば日大ならマンモス校なので排出の数自体は大きい
🔺建築家のスタイルにはトレンドがある
🔺結論として美大か工学系か、どこの大学がどんな理由で有利なのかわからない


この記事はとても参考になります
しかし、どのような建築家像を描いているか、決めきれないのなら選択肢の幅の広さや、好きな建築家が講義をしているのか、自分の偏差値、大学のある場所や、自分のやりたい方向性を研究している教授がいるかどうかによっても変わって来ます。


自己分析をして、自分は何を重視して進学するのかを考えてからだと決めやすいね!

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