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1日1建築 ① 「新国立競技場」

✅ 1日1建築

建築のことをより多く知るために1日1つ建築物について調べ、投稿することにしました。内容は設計者、場所、調べた情報と、特に気になったことをまとめていきます。


✅ 新国立競技場

栄えある一つ目は特に理由がないけど「隈研吾」新国立競技場。場所は東京、新宿


✅ 特徴

日本最古の木造建造物・法隆寺高温多湿な日本で木造建造物が長持ちするよう、長い庇を五重に連ねた。耐久性が高いヒノキ材を使い、柱の根元や軒先、屋根材料などの末端を補修するだけで済むという。改修の際はメンテナンスをしやすいような仕組みを初期から取り入れていたという。持続可能な建築を目指したのがわかります。これはコンクリート造の建築物ではできないメリットの一つだ。

スタジアム全体では2000㎥もの木材を使用。外観の特徴を決める軒庇に使われた全国47都道府県から集めたスギ材(沖縄県はリュウキュウマツ)などの分量は約7%にあたる。

✅ 天才ポイント

客席は下から20、29、34度の斜度があるため、どこからもトラック全体が見渡せる設計になっている
観客席はアースカラー5色で展開。木材をふんだんに使用した屋根を森と見立て、客席の色は木漏れ日をイメージしている。関係者によると、下層階は地面に近い茶色、中層階は木や草花に近い緑色、高層階は空に近い白色を多くした。一見、規則性がない配色に見えるが、実は設計者の隈研吾氏が1つ1つ配色を決めたという。配色の妙で客席が人で埋まっているように錯覚する。そして不運なことにコロナによって無観客開催をとなったが、観客席は満席のようだった。


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