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彫刻家ブランクーシを知って、ハマったこと

リュック1つでふらりアート旅。

今回は、アーティゾン美術館。

美術展、

ブランクーシ 本質を象る

が開催中。

ブランクーシは、ルーマニアで生まれ、

パリに来て活躍した彫刻家。


作品を見るのは、今回が初めて!

どんな作品が出迎えてくれるのか?!

とってもワクワクする。

金の顔玉??

がお迎え。

アーモンドチョコのようなフォルム。

反射で創られる、光の曲線が美しい。

彫刻は360度から観察する。

これは、彫刻界の重鎮でもある

佐藤忠良さんの教えである。


ついつい正面から見がちになるが、

さまざまな角度から観察すると、

意外な一面を発見できる。


これは、人を見るときも同じ。


嫌な人だと決めつけて見ると、

嫌な部分しか見えなくなる。

しかし、その人の背景や行動など、

全体を見るようにすると、

嫌な部分が個性にも見えてくる。

ブランクーシは何を想い、考え、

この作品を作ったのだろう?!


ゴールドでコーティングした理由は何だろう?

柿の種に見えるこの作品。

何かの抽象化だろうか?

影を楽しむのか?

彫刻そのものを楽しむのか??


う~ん、よく分からない・・・。


あとで展覧会チラシを見てみると、


真なるものとは、外面的な形ではなく、

観念、つまり事物の本質である。


というブランクーシの言葉が載っていた。

ここに、ヒントがあるかもしれない。

10年後に同じ作品を見たら、

どう感じるのだろう?


見る側も感性を磨かなければ、

今と変わらない印象しか持てないだろうし、

作品を十分に、感じ取れないはず。


アートを見続けることは、すなわち、

人としての成長を問われるようにも思える。


芸術って、奥が深い!

美術館めぐりを本格的に始めたのは、

ここ4~5年のこと。

明らかに、初期の見かたと今は違う。

よく分からなくても、

本物の作品を実際に目の前で見ることが、

なにより学びだ。


そして、読書も役立っている。

原田マハのアート小説を通じ

さらに、興味の幅も広がった。


読書と美術館巡りは、

切っても切れない関係なのかもしれない。


尚、館内にはブランクーシだけではなく、

他のアーティストの彫刻も展示されている。

これは、ドガ。

いろいろな彫刻を見てきたけど、

ジャコメッティが一番すき。

ジャコメッティほどの有名な彫刻家も、

いきなり作るのではなく、

最初は構想を練って

デッサンをするんだと知った。

アーティゾン美術館、

新収蔵作品の展示もいくつかあり、

何度訪れても、飽きないように展示されているのが

素晴らしい。

ピカソの絵画も、

行くたびに配置が変わっている。

周囲に飾られる絵画と、配置によって

雰囲気が変化するのが面白い。

せっかくなので、

全館見て回ろう!


アーティゾンは、常設展だけでなく、

企画展も学生無料。

現役芸大生の私には、非常に嬉しいサービス。


学生にも、いつでも何度でも

一流の芸術に触れさせてくれる

その気持ちが嬉しい。

この青木繫の絵は、いつ見ても、

森村泰昌さんの作品にしか見えない(笑)


十分にアートを楽しんだあとは、

日本橋高島屋に足を延ばして

デパ地下へ。


私にとってデパ地下は、食の美術館!!!

全国の美味しいものに出会えるし

限定ものにも出会える。

アーティゾン美術館からは退出したが、

アート旅は、まだまだ続いている(笑)


鎌倉の銘菓、紅谷のクルミっ子

買いに寄ったが、残念!!

やはり、売り切れ。。。

フォションのパンを代りに買って帰ろう!

生フランスが特に好き!

モチモチ生地がたまらない。

そのまま食べて、食感を楽しみ

次にトースターで焼くと、

香ばしさが倍層!

外側パリッと、中生地モチモチ。

紅茶で有名だが、

パンの方が、私は好き。

帰路へ向かう途中、大阪万博のマスコットを発見。

ポンデリングに見えたのは私だけ!?

いろいろ見て回り

いい意味で、直ぐに影響を受けるのが

私の生き方。

興味を持ったら、まずやってみよう!!

と行動する。


帰りに、石粉粘土を買ってみた。

ブランクーシや、ジャコメッティのような造形を目指して

私もチャレンジ!!(笑)

先ずは、下絵を描いて・・・

いきなり高級粘土で作るのはもったいないので、

ダイソーの粘土で、習作。

うん、初めて触る粘土にしては、

なかなかいい感じ?!(笑)

2作品目を習作。

家族から、「何それ??」と笑われたが

気にしない(笑)

ジャコメッティを念頭に置いて

作ってみて分かったが、

シンプルな作品のようで、実は非常に難しい。


バランスがとにかく、難しい。

シンプルな作品ほど、デザインと構造の計算が

重要なのかもしれない。


実際に創作してみないと分からなかったことだ。

ブランクーシ展を通じて、

創作意欲を掻き立てられた。


まさか自分で創ってみる気になるなんて

行く前には想像もしてなかったが(笑)


次は、何を創ってみようか?


【ヨーコJAPAN公式サイト】


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