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泡野瑤子(阿波/シネマ芋先輩)
2021年7月17日 01:21
そらとぶさかなさんの『さびしがりな灯台の話』を読みました。さかなさんからは、先日私の『暁天の双星』にとてもありがたいご感想をいただいたばかりで、なんだかタイミング的におかえしで感想を書いているみたいに見えてしまうかもしれませんが、関係はありません。眠れない夜には短編をひとつ読むことにしており、手をのばした本がたまたまこのご本だったのです。そしてとてもすてきなご本だったので、感想を書いておき
2021年5月25日 00:27
ひざのうらはやおさん『煤煙~浦安八景~』を読みました。※以下、同内容を「尼崎文学だらけ」(あまぶん)の推薦文として投稿しております。架空の「浦安」を舞台に繰り広げられる、八つの「浦安×○○」。明るいハレの日を描いたものもあり、かと思えば心中物や陰鬱な怪談めいたものもあり、各話異なる趣を備えています。作者は浦安市のご出身だそうです。書き手にとって自分の故郷は、ともすれば内輪ネタや独りよ
2021年5月24日 00:02
大滝のぐれさん『バナナ農園』を読みました。(再読)※以下、ほぼ同内容を「尼崎文学だらけ」(あまぶん)の推薦文として投稿しております。「誰彼かまわず推薦できないかもしれない!」『バナナ農園』の表紙を再度開いたときの正直な気持ちです。推薦文なのに、いきなりごめんなさい。だって、一作目から「チョコミントとうんこ」。うんこですようんこ。お食事中の方すみません。ていうか、お食事中ならこんな文
2021年5月17日 00:18
伴美砂都さん主宰『文芸同人誌ロゼット』創刊号を読みました。※以下、同内容を「尼崎文学だらけ」(あまぶん)の推薦文として投稿しております。2020年はなんといってもコロナ禍の一年でした。ことによると2021年もそうかもしれません。日本のみならず世界中の人々が、未知のウィルスによって苦しめられ、生活様式の変容を余儀なくされました。マスク、ステイホーム、ソーシャルディスタンス。当たり前にあった