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カメルーン人🇨🇲から聞いたカメルーンの歴史の話・フラクタル現象
(2022.11.19更新)
先日、カメルーン出身の男性と英語でお話しする機会がありました。日本には暫く住んでいるけれど、日本語は殆ど話せないそうです。
カメルーンについて、色々話を聞きました。
例えば、私たちはヨーロッパやアジアの話をする時には「イギリスが…」「フランスは…」「中国は…」となるのに、アフリカについてはいつも一括りに「アフリカでは…」となって、アフリカの国々について殆ど知らないということを、最初に言われました。
私はカメルーンは国名は知っていても、アフリカのどこにあるのが全くわかりませんでした。
カメルーンは長い間、北西部はイギリス、南東部はフランスの植民地で、60年前に独立したばかりの国。なんと258もの部族から成る国だそうです。
資源の豊かなアフリカ全体が、それに目をつけたヨーロッパの国々からどのように扱われて来たかを、訴えかけるように熱のこもった話が続きました。
その中で印象に残ったことがあったので、忘れないようにここに書き記しておきます。メモを取っていたわけではないので、間違っているところがあるかもしれません。
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カメルーンは植民地だったため、北西部では英語、南東部ではフランス語が話され、英語を話す人たちはフランス語は分からないし、フランス語を話す人たちは英語が分からない。(この方は北西部出身)
英語とフランス語の両方が、公用語となっている。
そして、258それぞれの部族のネイティブ言語があるので、大変複雑。ネイティブ言語を残すためには努力が必要である。
それだけでも大変なのに、政府は中国語を教育に導入しようとしている。それは経済的な見地から中国語が必要であるから。国民は反対している。
「それぞれの部族にはそれぞれの文化があるけれど、僕たちは素晴らしいやり方で対応している。」(そう言った時、そのカメルーン人の方はとても誇らしげに見えました。)
お互いの文化を理解し、尊重しているので、決して自分の文化を他の部族に押し付けたりしない。そして、相手の領域に入った時には、相手の文化に従う。だから、争いは起きない。(それなのに、ヨーロッパや中東などは争ったり闘ってばかりだと言っていました。)
植民地時代とは違って、今はアジアの国々と交流している。
イギリスやフランスは、欲しいものを取れるだけカメルーンから取って行った。
けれども、中国、日本、韓国、台湾などは違う。
アジアの国々は、テクノロジーを持って来てくれる。
カメルーンは資源を提供し、代わりにアジアから技術をもらったり、鉄道を敷いてもらったりしているから、ビジネスが成立している。
だからアジア諸国は歓迎している。もう欧州の国はいらない。
けれども、欧州メディアは「中国がアフリカに侵入している」と盛んに非難している。それは、自分たちの立場が危うくなっているからに過ぎない。(この事を繰り返し話していました。)
植民地時代はイギリスの高い車を買わされていたが、今は殆どの人が日本の安い車を持っている。
カメルーン人は、外の世界のことを知らされていなかった。だから選択肢がなかったけれど、他の世界を知った今は違う。
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大体このような内容でした。
各国についての認識はあくまでもこの人個人の考えで、カメルーン人を代表しているわけではないということはご了承ください。
よく、この宇宙はフラクタル構造になっていると言われます。
フラクタルとは自己相似性。部分が全体と相似な形を有しています。植物の形などよく例に挙げられます。
現象もフラクタルだと言う説があり、全体で起きてていることが、全体のなかの部分にも同じことが起きているということです。
同じ形である相似形がいたるところに見られるということですけれど、今回の話で思ったのは、
よく知らない人が、よく知っている人に操られたり奪われたりする…という雛型が、個人のレベルでも国家のレベルでも、相似形として遍在しているのだなぁと思いました。
カメルーンの話にあるように、与えられる情報だけでは、本当のことは分からないと思います。
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そして、カメルーン出身の人と直接話をして色々なことを聞けて貴重な体験ができました。こんな時に、英語をやっていて良かったなと思えます。
こちらもお読みいただけると嬉しいです。
私は自分を知ることで、フラクタル現象にも気づけるようになりました。
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