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競馬新聞を教室に持ち込んでいた先生の思い出

昭和時代に小中高、そして大学までの教育を受けた私ですが、当時の学校にはユニークな先生が多かったです。

当時は、先生とは敬うべき偉い人であり、反抗すると体罰もあった時代なので、それはそれで問題はたくさんあったのですが、面白くて個性的な先生もたくさんいました。

高校3年の時、私は文系コースで、数学を選択しなかったので女子クラスでした。

担任は歴史担当の男の先生でした。

この先生が面白くて、授業に来る時にはいつも出席簿と教科書と一緒に競馬新聞を持ってきていて、時々耳に鉛筆を挟んでいました。😄👂✏️

競馬場にいそうなおじさんですね。(競馬場に行ったことないので想像ですけれど。)

今でも競馬と聞くとこの先生を思い出します。

科目別の先生達の控え室でも、競馬新聞を広げていたのではないかと思います。

授業では教科書そっちのけで、競馬の予想…ではなくて(笑)、世界の歴史上の裏話的な面白いエピソードをたーくさん聞かせてくれました。

先生も授業するのが楽しそうでした。

たまに、若い時に奥さんと駆け落ちした話とか…競馬の話もしていたかな…雑談も面白く、とっても楽しい授業で、生徒たちから「哲ちゃん」と呼ばれて大人気の先生でした。

今どきは教科書を全くやらないとなると受験に差し障るし、ましてや競馬新聞なんか持参したら親からクレームが来そうですけれど、その当時は全く問題にはなりませんでした。(それがよかったという話ではないのですが、そういう時代だったんですね。)

哲ちゃんの定期テストの問題は、教科書からは出題されなくて、記述式の考えさせる問題が多かった記憶です。

歴史は元々そんなに好きではなかったけれど、授業は大好きで、テスト前も教科書以外の参考書をたくさん読んで勉強しました。

どんなこともそうだと思うのですが、それが好きで教えることを楽しんでいる先生から習うのが一番ですね。

そして、ちょっと変わっていたり個性的な先生は、いつまでも記憶に残ります。


では、この後引き続き夏休みをもう少しいただきます。










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