見出し画像

久々に一気見

「La casa de papel(ペーパーハウス)」が完結ということで、この週末にラスト5話分を一気見。私がNetflixで見るのはほぼスペイン語圏のものですが、最近どうも今ひとつ入り込めないというか、なかなか「面白い」と思える作品に出会えなくて、途中で見るのをやめてしまうことも結構ありました。

ちなみに「ペーパーハウス」はNetflixを使い始めて一番最初に見た作品。予想の斜め上をいくストーリー展開や魅力的な登場人物たちに心をわしづかみにされました。ところが、最初は教授と警察との心理戦&頭脳戦がメインだったのに、シーズンが進むにつれて、だんだん派手な戦闘シーンが増えてきて、まあまあ面白いけどなんか疲れるという。シーズン1を★5つとしたら、シーズン5の前半は★3つぐらい。でも今回の完結編(シーズン5後半)は★5つに戻りました! お気に入りポイントはいろいろありますが(ネタバレあり)、

・トキオと教授のモノローグっぽいナレーションが良い。この2人は声が良くてほんとにステキ。

・伏線をすべて回収している(ベルリンの息子とか、教授のお父さんとか)。

・マティアスが自分の通称を「パンプローナ」にしたいと言ったとき、もうちょっと有名な都市にしろとみんなにディスられても。めげずに「パンプローナは牛追い祭りがある!日本人も来るんだよ!」と熱く語っているところ。どちらかと言うと影の薄い役だったけど、このシーンでみごとに存在感を発揮。

・パレルモ役のロドリゴ・デ・ラ・セルナが良かった!最初はあまりにもクレージーな役でなんか気持ち悪いわ~とか思っていたけど、いつの間にかその演技力に目が離せなくなりました。「モーターサイクル・ダイアリーズ」(DVD持ってる)のアルベルトや「ローマ法王になるまで」(映画館で見た)の法王と同一人物だと気付いたのはだいぶあとになってからでした(あまりにもキレた役で雰囲気が違いすぎて気付かなかったという)。

・戦闘シーンが多いとどうしても台詞が少なくなるけど、今回は心理戦メインということで、台詞回しをがっつり楽しめました。

・最後、ピカレスク小説を引き合いに出した結末の収め方が秀逸。

いやあ、良かった! ここのところドラマを見ても全然面白くない状態が続いていたので、「もしや私、メンタル病んでる?」などと不安になったりしていたのですが、そういうわけではなかったようなのでホッとしました。

*最近はぼちぼち寺社めぐりや街歩きを再開。みんな考えることは同じのようで、秋の京都はかなりにぎわっていました。上の写真は京都の禅居庵。祇園にありますがここはいつも静かでホッとします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?