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春になるといつも思うこと

毎春、新年度が始まると思うことがあります

それは【新社会人】のことです

私は高卒なので、大学生の就活がどのようなものなのかは知りません
時代と共に就活の仕方も変わってきていると思うので尚更です
何にせよ大変な思いをして、就職されたのでしょう

そしてこの時期にニュースにもなる
【退職サービス代行】
【5月病】
ようやく就職した矢先の退職

私個人的にはこうした現状に対しては中立派で
どちらの立場になっても思うことがあります

企業側の立場になって思えば
「なぜ?何が不満なんだ?」
「まだ仕事らしいことを何もしていないのに」
「根性がない」
「今時の若者は…」
などなど

新社会人のつもりで考えると
「配属ガチャ」
「思っていたのと雰囲気が違う」
「聞いていた話と違う」
などなど


常に雇われ側の立場の私、個人の考えとしては

社会に出て幾度となく転職をして
色々な環境、色々な人たちと接してきてから思うことですが

大変な思いをして面接で熱意を伝えて
勝ち取った居場所なのだから
「配属ガチャ」
ならば移動を願いを打診してみては?
「思っていたのと雰囲気が違う」
ならば貴方が変えていけば?
「聞いていた話と違う」
ならばそうハッキリ伝えては?

キャリアを積むため
見識を広げるためにも、1~2年は働いてみては?
知らなかった自分を発見するかもしれないよ、と思い

その反面
「嫌なことはイヤで、やりたくなければやらなくてもいいよ」
「自分には合ってないから無駄な時間を過ごすより次、次」とも思います


今の20代30代前半くらいの人たちは恵まれているし、うらやましいと思います

売り手市場の時代からコロナ禍で働き方や働く環境も変わり
SNSやAIや(私は既についていけなくなりつつ)で収入を得るための何某が溢れていて



昭和の人間(だいたい50歳超)は
企業内で今はそこそこの立場にいて
今の時代の新社会人の気持ちの分からない部分が多いのでしょう

「自分が働き始めた頃は…」
それは自分のことで
しかももう過ぎ去ったことで
今この時の話ではないですよね

イヤ
「これが社会というもの、企業で働くということだ」と言われてしまえば、
まぁそれもそうかもしれないと
返す言葉はありませんが

よく「私が出来るのに、あなたが出来ない訳がない」みたいな言葉を聞きますが
それは今のあなただから言えることで
なぜ相手を自分に置き換えるのでしょうか?

その言葉を聞いて「そうだ!私にも、私にだって出来る」と思う人と
「いや、私には無理。押し付けないでほしい」と思う人といるワケで


私が過去、新人教える担当になった時の話
「さぁ、どこからどうやって教えていこうか?」と試行錯誤する中

まず、この子についてくるように仕向けるのではなく
「私がこの子のところまで降りて行こう」と
→もちろん、ついて来れる子もいるので
 それぞれの素質を観察したうえで対応できるのが先輩であり上司としての素質でもあるように思います

昭和の社会人は《受け身》ではなく
《自主的》を求められる風潮だったかと
→今の時代の子たちでも自主性のある子は
 もちろん大勢いますが


私は転職で新人からスタートするたびに思っていました

「あなたは分かっているかもしれないけど
私は全く分からないんだから、もっとわかりやすく
教えてよ」
「わからなければ聞いて、じゃなくてさぁ
何が分からないかが分からないんだから」

教育する側の人
私の経験上、「自分目線」の人が多いように思います

新人のところまで降りていけばいいのでは?
自分もゼロからのスタートだったはずです

ゼロから経験してきて今の自分がいるワケで
今に至るまでの苦労や努力を思いおこせば
ゼロに降りていくことなんて簡単なことのはず



転職で入社した会社での出来事

勤務態度が良くない方が二人いました

日々、仕事をしていく中で
いい加減、腹が立ったので直談判するより
社長から言ってもらおうと思い
(社長にその現状を知ってもらいたくて)
話をしに行きました

でも社長からは
どういいう理由か彼女には言いづらいと言われました

「は?」と思い「ならば辞めます」と言い放ち
「別に私がいなくたってこの会社は回っていくんだし…」
「結局そういう会社なんだな」
と心の中ではそう強気(?)な気持ちで
「作業を押し付けられる私がいなくなれば自分でやるしかなくなるんだから、ざまあみろと」いう思いで

数か月過ぎ、転職先が決まっていたある日
その辞めた会社から連絡がありました
「社長が呼んでるから事務所に来れる?」
「戻ってこれないか?って言ってるよ」と

正直、その厄介な二人を除けば
そこでの仕事は楽しかったし
もっと学び取りたいと思っていたので
出向いて行き、社長と話をしました

「○○は辞めてもらったから、戻ってこないか?」

ただ、もう一人は残っていました
その人は特に私に害を与える人ではなかったし
元々接点も少ない人だったので、まぁそこは良しとして

とは言え、先のことは分からないので
「また同じような事があったらどうしますか?」
「給料を上げてくれるなら戻ります」などなど
話をツメにツメて給料アップで交渉成立の復職!

おかしな達成感がありました(笑)
→その後、この会社に数年在籍し社会人として
 一番長く務めた会社になりました

今の若い社会人の人たちにも
頑張ってというか努力?工夫?をして
乗り越えてもらいたいなと思います

イヤなこと、悪いことを経験することも
自分にプラスになると思うのです

行き着くところ
私の思いとしては
働いてくれる人がいるから事業が成り立ち
働かせてくれるところがあるから収入を得て過ごせていけるので

お互いの歩み寄りが大切だということ
これは単に人と人との間にも言えることですが








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