2021年春、近藤洋子の所信表明〜お金を稼ぐこと、それは、“プライド”を取り戻すこと〜
歌手のaikoって
私と同い年(45歳)なんですよねー。
カーステレオから聴こえてくる彼女の世界は20年前と何ら変わらない。
夏の星座にぶら下がりながら、
少し背の高いあなたの耳におでこを寄せて・・・
メロンソーダをすするような
ever greenな恋の世界に彼女はまだ生きている。
あれから20年・・・。
私は一体、何をしていたのだろう?
明日で3.11から10年。
加えて突如としてやってきた
コロナってやつによって、
価値観が変わりましたよね〜、
なんて言われたり、そう言ってみたり。
・・・でも、本当にそうなのかな?
変わったものと、変わってないもの。
「経年劣化」や「こなれ感」に
コーティングされても、
真ん中にある、
“絶対に変わらない何か”があるような気がしてる。
ここらで私自身も、
ママ大と一緒にモーレツに「再定義」が必要な気がして、
ちょっと長くなりそうな予感が
プンプンしているけど、
もっと素直に正直に
今日はこのマママガで魂の叫び?(がおー!)
を届けていきたいと思ってます。
よかったら、是非お付き合いください。
〜消去法で「起業」という選択肢しかなかった産後〜
もちろん、今となっては
“自分で価値を生み出す”という
「起業」という生き方は、
胸を張って「素晴らしい」と言えるし、
子供たちにも伝えたい。
けど、当時の私は、自ら選択した、というより、
「他に糧を得る術」がなかったから、
がホントの理由。
娘を産んで直後。
我が家に起きた「墓場まで持っていく案件」によって、
目の前の景色が一気にモノクロに変わってしまった。
「乳飲み子のミルクが買えんのです・・・」という
“昭和枯れすすき”な日々の中、
200社ほどエントリーした企業の面接も結果は、ほぼ不採用。
心に深く刻まれたのは、
「ワタシニハ、カチガナイ」という言葉。
〜母の脳内BGMは「ヨイトマケの歌」?!〜
毎月膨れ上がってくるリボ払いの請求書を横目に見ながら、
奮起して始めた仕事は、
結局、一番長くキャリアのあった「喋り」の仕事。
何が大変だったか?って
出産前のセレモニー服が一切、入らなかったこと。
ま、しょうがない、
だって妊娠で20kgも体重が増えたんだもの。
土日は結婚式の司会業、
そして、テレビ通販で商品を紹介する仕事。
24時間生放送。
我が子が「ママ、行かないでー」と
泣きながら掴んだ小さな指を解くのに、
心を痛めない母親がいるだろうか。
でも、泣こうが、追いかけてこようが、
言い訳している暇はなかった。
もひとつおまけに、エ〜ンヤコラ!ってね。
〜お金を稼ぐこと、それは、“プライド”を取り戻すこと〜
「仕事も家族もどっちも大事」ママ大でいつも発信しているこの言葉。
そもそも並列にして
比べるものではないのだから。
ビジネスのサイズ感ではなく、
唯一無二の「ワタシはこれ」という肩書で仕事ができることは本当に幸せなことだと思う。
でも、「お金」を稼ぐということに
もっとコミットするべきなのだ、と改めて今、思うのです。
大好きなビジネスを続けていくために、
生きていくために、「お金」は必要。
そして、加えていうならば、
かつての私がそうだったように、
「お金を稼ぐ」ということは、
イコール、ママたちが自分に「誇り」を取り戻すためにも必要な要素なのだとも思うのです。
稼いでる方が偉い訳でもなく、
年商何億の企業になろうとしている訳じゃない。
でも、自分の稼いだお金で気兼ねなく自分用にTシャツ買えることや、
何かあった時に、「任せときな!」ってサラリと言える自分って、自信につながるんだと思うんです。
私の母はアルコール依存症で59歳で亡くなってしまって。
娘が3歳の時だったかな。
生きている頃は、
余命宣告された母に親孝行どころか、
娘をよろしくって、何にもいい思いさせてあげられなくて。
でも、母が亡くなった時に、
「葬儀代はお姉ちゃんが出すよ」って言って、
ポンって出せた時、
なんか変なんだけど嬉しかった。
こんな形で申し訳ないけど、
心配かけてきたあなたの娘は大丈夫ですよ、って母親に伝えられたような気がしたんですよ。
今日ね、信頼するパートナーであり、
友人がくれたメールにこう書いてあって、ハッとしたんです。
「洋子さんがママ大を通して、本当に届けたい人って、踏ん張りながら生きてきた、かつての洋子さんなんじゃないかな」って。
・・・うん、うん、きっとそう。そうなの。思い出させてくれて、本当にありがとう。
青い地球を青いまま、
愛する子供たちのために残していこうってSDGsを目指しながら、
子供の習い事の費用に頭を悩ませ、
100g、39円の鶏肉でどう一週間生き延びようか、私の人生、このままで終えてなるものか!って、もがきながら前をむいて生きている、そんな女性たちなんです。
「私はこうです!」と
胸を張って言える“何者”かになって、
家族の笑顔もやりがいも、自分が「幸せ」って思える収入を得ていくこと。
それをそばで泥臭く、泣いたり笑ったりしながら伴走して実現していくこと。
時代が変わっても絶対に変わらない何か、それがコレ。
2021年、春。日本ママ起業家大学は、
変わらない大切なことを真ん中に置きながら、変わっていきます。
足元を見ながら、星空を目指す。
あなたと一緒にそんな「未来」を作れたらいいな、いや、面白いだろうな〜。
2021年3月10日
日本ママ起業家大学 学長 近藤洋子
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