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オリパラもプロティアンに?

日曜日の出来事

昨日は貴重な晴れ間の日曜日でした。シーツやらタオルやらをたーくさん洗濯して、また、新ジャガも掘りよい一日を過ごしました。

で、夕方PCを開いたら…非常勤先から「感染学生が複数出たので来週1週間はオンライン授業に変更」というお知らせが届いていました。いやはや。これまで感染者がとても少ない地方の大学で割と安心して対面授業を実施していたのですが、とうとうそんな状況に…。救いなのは、勤務先の大学が明確な指針を提示、情報をオープンにして対応してくれていること。ゆえに安心はしていますが、全国的な感染拡大を実感した昨日でした。

あと2か月?

そんな昨日は5月23日でした。オリパラの開会式までちょうど2か月!

でも、こんな状況です。本当に開催できるのか? 誰が裁量を持っているのか? そして、いつ判断をするのか? 私が書くまでもなく、世界中の人みんなが思っている疑問だと思います。

オリパラを擬人化したら?

で、唐突ではありますが、オリパラさんの擬人化です。オリパラさんが人だったらどんな人になるでしょう。

トレーニングされた美しい身体、切磋琢磨する精神性、オリパラを擬人化することは容易です。オリパラさんのイメージは参加するアスリートたちそのものだから。世界中から敬愛されるオリパラさん、オリパラさんがピンチです。

オリパラさんのキャリアデザイン

これまでのオリパラさんはみなさんもご存じの通り、華々しい活躍をしてきました。定期的に確実な仕事をし、多くの人たちを感動させ、着実にキャリアを積み上げてきました。

たとえば、経済資本(資産など)は年を経るごとに増えていきました。またビジネス資本(スキルなど)も向上、事前のPRや開会式などのイベントのスキルも回数を重ねるごとに上達し続けてきました。ついこの間も、某国の首相がマリオに扮して世界中の人にアピールをするなど、キャラクターの選定やサプライズの仕掛けなど、目を見張る上達ぶりを見せています。すごいキャリアと蓄積なのです。

そして、それら経済資本やビジネス資本の蓄積は、強固な社会関係資本(人との関わりなど)のおかげで成し遂げられたものでした。誰からも一目置かれ、愛されるオリパラさんだからこそできたものだった。そう確信します。

アダプタビリティとは?

しかし、昨年あたりからオリパラさんを支える人たちが病気になりました。それも一人やふたりではなく、多くの人が罹患し、今も治癒していません。オリパラさんを支える社会関係資本には大きな陰りが見えています。

プロティアンキャリア理論を提唱したアメリカ心理学者であるダグラス・ホール (Douglas T. Hall)は、プロティアンキャリアに重要な要素として次の二つを示しました。

①アイデンティティ (Identity):自分が自分をどのように見ているか。価値観、趣味、能力、一生を通した自己概念。

② アダプタビリティー (Adaptability):変化への適応スキルと適応モチベーション。

今、オリパラさんが重視すべき点は「変化への適応スキルと適応モチベーション」つまり、アダプタビリティーだと思います。唯一無二ともいえるアイデンティティを持っているオリパラさんのキャリアが台無しにならないように、この環境変化にうまく適応してほしい。

オリパラさん ピンチをチャンスにしてください

もしあなたがオリパラさんの親しい友人だったら、どんなアドバイスをするでしょうか。

私は「社会関係資本」こそ、最も丁寧なケアが必要な資本であることから、それを軽視するような行動は慎むべき、つまり「今はじっとしていましょう」「タイミングを見て仕切り直したほうがいいよ」そんなことを言いたくなりそうです。「地に足をつけた」プロティアンキャリアが大事だと思っているから。

残念ながら、私はオリパラさんの親しい友人という立場ではないので、直接のアドバイスなどはできませんが、オリパラさんのことは敬愛しています。親しい友人のみなさんがよいアドバイスをしてくださるよう…オリパラさんが環境変化に対応し、素敵なキャリアデザインを描いてくれるよう遠くから祈っています。

ピンチをチャンスに!そんな舵取りを期待します。


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