STORY OF 江口の戦いについて①

2023年10月10日に、NHKの「知恵泉」で三好長慶特集がありましたね。
1549年の江口合戦については、先だって全部で15回に分けて漫画を描いていました。江口の戦いまでの道程は馬部先生の論文を参考にして、そこにさらに天野先生などの他の先生の著書や論文からそれぞれを抜き出して、一般的（普及的）に広まっている事を踏まえて漫画にしました。

一話目

一般的な「池田氏の揉め事」を考えて、揉め事が発端だったかどうか？と私に聞かれると、私はそうと言うよりは「同族で細川晴元の重臣だった三好政長との確執？というか内輪もめがさらに肥大した」というイメージで最初受け止めていました。もちろん、それはあくまで三好長慶側から見たというだけです。

なぜ池田氏に介入したかを知りたい方は色々な本を読んでね！

二話目

現在は河内十七箇所のことも旧説になっていますが、この時はあえて、その論文を読む前に長慶の父である元長が死亡後、細川晴元側の三好政長が代官職についたという部分と長慶が政長からそれを返してもらう訴えを、幕府に起こしたという話を元に描いています。3コマめにも書いている通り長慶が政長親子（息子は政勝・政生、のちの三好宗渭）の誅殺を晴元に願い出るということも。
ここはもう少し、詳しく漫画で描いていいかもって思ってしまいますね。ざっくりしすぎてしまったという反省点

いきなり、四コマ目飛ばしすぎだって。

と、言うことで、全部で15話書いていますので、少しずつ再録していこうと思います。