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命日とお祝いと

 明日は義父の命日。結婚前に亡くなっていたので、命日は知っていても誕生日は知りませんでした。

 義母が亡くなって市役所に書類を申請する際、義父の誕生日を記入する欄がありました。義妹に電話すればわかるはずですが、面倒くさかったので窓口の方に事情を説明したらいくつかの事実確認(誰が死亡届を出したかなど)を組み合せて通りました。

 夫が先に亡くなり嫁の私が義母の死後の事を全部やる羽目になり、なんて人生だ!と嘆く毎日に唯一救われた気がした出来事でした。たったこれだけの事ですが。

 二人の死亡で何度も役所に足を運びましたが、勝手に娘と決め付けられたり、事情説明を何度もしないと話が通らない事が何と多かった事か…

 そして。


 義父の命日は夫の誕生日であり私の誕生日でもある。

 全くどういう巡り合せ何だか…

 明日は仕事なので今日の内に仏壇を命日仕様に、


なってません。
㊗誕生日仕様?
酒まみれ


 そして今年私は還暦です。自分ではめでたいとは思いませんが、先日オタマトーン部のオフ会でサプライズのお祝いをして頂きました。


よこひぃ、ビックリして固まるの図


トムラウシさんお手製
オタマトーンケーキ


よこひぃ還暦ラベルの日本酒


ラベルはまだまだあります
ミントさんから


これが目に入らぬか!
yoko-heeの刻印


よ、Coffeeエプロン


調子に乗ってこのタスキ


 まさか自分の誕生日、還暦を祝ってもらえるなんて1ミリも思っていませんでした。
 実の親、姉妹でもほとんど誕生日祝いをしない家系です。夫と結婚してからも義母がいたら二人で外食なんて出来ませんでした。


 同居とその後の介護のせいか、なんとなく友達とも疎遠になり、誕生日に喜びも感じない歳になり、11歳差の夫とは段々と歳の差が縮まり、ああその内に追い付くのか、追い付いたらもうそれぐらいでいいや、別に長く生きる必要性も感じないし。

 今働いて生きているのは、夫と義母の法要、そして墓仕舞い、腐った遺体で発見されて人様に迷惑掛けないような最期を迎える為。全ては死ぬ為の準備。

 誤解しないで下さいね。
 自殺願望など微塵もありませんから。

 今は孤独を上回る自由満載の生活を謳歌していますから。

 今回のオフ会で自分が喋ったり笑ったりしている画像を沢山撮ってもらいました。



 もう何年もそんな動画や写真を見た事がありませんでした。

 意外に楽しそうに心から笑っている自分がいました。


 へー楽しそうじゃん、幸せそうじゃん。自分で自分に驚き感動しました。

 

 もしオフ会がまたどこかであれば行ってみたい。遠征も視野に入れて。高級寝台バスの旅もいいね。

 もう少し人生が楽しめそうだな。


 本日もご訪問有難うございます。

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