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日本こそ体内にICチップを入れるべきと思う理由

「人体にICチップを埋め込む」
これが早く実現してほしいなと災害や行方不明のニュースを見るたびに思う。

素人の妄想なので実現可能なのかも人体への影響も分からないけど、GPS機能で個人の位置が分かり、かつ生存してるかどうかも分かれば、かなりのメリットがあるのではと思っている。

たとえば…

・行方不明者がすぐに見つかって命が助かる。いつ見つかるかも分からないまま、多くの自衛隊や警察が探し続けることもなくなる。

・阪神淡路大震災や東日本大震災のような災害で生存者をすぐに見つけて優先的に救助することができる。命が助かる人が増える。

念のために書いておくと、特定の事件で多くの人力が費やされていることを批判したいわけではないです。一刻も早く無事に見つかってほしい。でも未来を考えたときに、もっといい方法があるのでは?という話。


もちろんICチップを埋め込むことによっていろんな問題はあるんだと思う。位置情報の悪用も監視もされたくない。

だけど災害や事故・事件で亡くなる人、大切な人を亡くす人が少しでも減ってほしい。一人でも多くの人が助かってほしい。その可能性をできるだけ大きくしたい。

こう思うようになったのは、子どもの頃、テレビで災害や事件の特集番組を見たことがきっかけのように思う。

阪神淡路大震災の特集では、がれきに埋もれて身動きがとれなくなった祖母と孫娘の実話を放送していた。始めは「もうすぐ助けが来るよ」なんて言葉をかけてくれた祖母が、言葉を発さなくなり、動かなくなり、冷たくなり。
もし自分が同じ経験をしたらと思うと耐えられなかった。その孫娘さんはどれほどの絶望と不安に押しつぶされたのだろう。冷たくなった祖母を隣に感じるなんて、泣き叫ばずにいられるのだろうか。トラウマにならずにいられるのだろうか。

デパートが崩壊し、多くの人が下敷きになった事件を再現した番組を見たあとは、実家の近くのイオン(当時はサティ)に行くのが不安で不安で仕方なかった。母が買い物をする間、「妹と待ってて」とロッテリアにふたり残されたとき、ふとこの番組が脳裏によぎってからは不安と焦りが止まらなかった。事故に巻き込まれた人たちは崩壊の予兆を感じていた。ロッテリアで耳に入ってくる音、室温、壁の亀裂、そのすべてが予兆のように感じられた。何かに追われているかのように冷や汗をかきながら、妹を連れて必死で母を探し回った記憶がある。

それからだろう。災害や事件による突然の死を、いかにして防げるかということを真剣に考えるようになった。
地震が来たら、おばあちゃんを担いで逃げれるように体力をつけなきゃ。そう思ったし、妹やいとこたちにもそうするように説いた。

もしかしたら滑稽に映るかもしれない。でもそれくらい必死だった。


災害や事故で突然大切な人を亡くす人がひとりでも減ってほしい。テレビ番組のように絶望を味わう人が少しでも減ってほしい。
この気持ちは今も変わらない。

それが叶うならICチップじゃなくっても全然よくて。

災害の多い日本だからこそ、数年ごとの大震災で多くの悲しい声がニュースで届く日本だからこそ、新しい技術のリスクを超えた画期的な活用方法が実現してほしい。そう願っています。




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