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11社のビジネスモデルを描く2日間

 BMAI協会応用講座 2日間の日程終了。  先日の土日の2日間は、BMAI協会の応用講座1受講してきました。 2日間、ビジネスモデルキャンバス三昧。  コンビニ2社、製造業2社、宅急便1社、中古車販売会社、通販サイト2社、古本販売、自動車メーカー2社、都合11社のビジネスモデルを描きました。企業情報は、一橋ビジネスレビュー。もうこれ手に取るだけでワクワク。  これで昨年から通い始めたBMAI協会の応用講座1〜3全制覇。あとは、発熱のため受講できなかった応用講座3の2日目分の補講を12月14日〜15日東京で済ませれば、ミッションコンプリートです。しかも、講師アシスタントとしての受講にしていただけそうなので、今からとっても楽しみ。  今回の応用講座1はなんと関西人の方が少数派。熊本、高知、名古屋、東京と本当に遠方から泊まりがけでお越しになっている方が多数。当然全員の方と一瞬でお友達になりました。問題意識の方向性が似ているもの同士なので、打ち解けるのが早いんです。  BMAI協会、詳しくはこちらを参照→  https://www.bmia.or.jp/

対話〜共感〜共創の時代

 私の仕事は、中小企業〜小規模企業の経営コンサル。分析、診断、評価、ではなく、対話、共感、共創=新しい行動を一緒に創る、を主軸においています。もちろん、分析、診断、評価、という手法が必要な場面はまだまだ沢山あります。でもそれらは全て、過去〜現在の結果に対するものであって、未来を見ているものでは無い。もちろん未来は今の積み重ね。現地点での行動を同じパターンで続けてゆくことが前提であれば、それでもいいのです。でもクライアントさんは、コンサルティングにお越しになった段階で、現状に課題がありそれをなんとかしようとされている。であれば、その段階で過去〜現在の問題の評価が必要??というコトです。  

未来から考える、はバックキャストではない。  

今回は、企業の創業期からの変遷を辿り、その時期、時期のビジネスモデルを作成したのですが、やはり優れた企業は外部環境の変化に合せて自社のビジネスモデルを変化させているということ。それも、「これまで」のビジネスモデルからの延長線上で移行させるというよりも、シフトチェンジという表現が相応しい変化〜変容なのです。  例えばヤマト運輸。現在はクロネコヤマトの宅急便として知られていますが、創業時は、東京=横浜=小田原間の中距離運送。だれもが個人宅を中心とする小口配送のような、面棟臭く、手間がかかる市場にでようとは思わなかった時代。社長の小倉氏はニューヨーク出張中のマンハッタンの高層ビルからみた、四ブロックに1台小口配送用の小さな運送用車両が行き来している様から、インスピレーションを得、日本国内の個人間、小口配送に舵を切りました。 社内では反対する幹部も多かったといいます。  日本における個人間配送というインフラ整備となった!と言ってもよいぐらいの出来事。 これ、絶対に現状からの積み上げ思考では、着想出来なかった事業です。  

 理想の経営計画を作って、バックキャストするという考え方ありますが、そうではなくて、現在とは違う次元へシフトする。 気候変動から世界情勢まで変化が激しいこの時代。数値から何からがんじがらめに決めた計画ではなく、映像として見えるビジョン。そこへシフトする。  応用講座1で学んだビジネスモデルキャンバスの作成過程は、まさにそのために現状のどの要素に注目するか!という視点が満載でした。 

京都で「知的資産とビジネスモデルの専門家」として、活動しています。現在は内閣府の経営デザインシートの普及に勤めています。