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「アートの街」で楽しくボランティア

初めてボランティア活動に参加したのは、2009年のことでした。
当時はフルタイムの仕事をしていましたが、自分自身のために何かしたいと思ったからです。

はじめは習い事を考えていましたが、ある日「ボランティア活動」というワードに興味を惹かれ検索してみることに。
すると、「誰かのために」だけでなく「自分も楽しめる」ボランティアがあることがわかりました。
わずかな年会費だけで、楽しい活動を通じて社会に貢献できるのです。

さっそく問い合わせを入れて見学に行くと、温かく和やかな雰囲気で迎えてくれました。
すぐに意気投合して参加を決め、「無理なく楽しく」15年も続けています。

今回は、私の「自分も楽しめるボランティア活動」についてお伝えします。
自分が意図したことだけでなく思わぬ方向へ可能性が広がることもあるので、ドキドキワクワクの連続です。

無料で参加できるイベントのお知らせもありますので、よかったら最後までお付き合いくださいね。


アート見学のガイド

東京の西部には「多摩地域」と呼ばれる自然豊かなエリアがあります。
その核となるJR立川駅の近くに「ファーレ立川」という109点ものパブリックアートが点在する街があり、今年でオープン30周年を迎えました。

道端やビルの谷間にさりげなく溶け込んでいるアート作品は、街灯や車止め、ベンチなどの役目を果たしながらビルの街に温もりや潤いを与えています。

このアート群をガイドしているのは「ファーレ俱楽部」というボランティアグループ。
私はここのメンバーとして見学ツアーのガイドや作品の清掃をしています。

実はもともとアートが好きだったわけではなく、作品の落書きや劣化が気になってグループに参加したのですが、先輩に教わってガイドの練習をするうちにすっかり楽しくなりました。


英語でガイド

そのうちに海外のお客様が増えてきて、ぼちぼち英語の学び直しをしていた私にまでお声がかかるという事態になります。

流暢に英語を話せるメンバーは2人だけ、しかもそのうちの1人が家庭の事情で辞めることに。
急遽グループ内で英語ガイドを養成していくことになりました。

こうして学びながら英語でガイドを務めることになり、お尻に火がついたのです。
いまだに流暢には話せませんが…。


アートの情報発信

さらには、グループのホームページに載せる文章の書き方を学ぶために「市民ライター講座」を受講したことがきっかけでボランティアライターも兼務するようになります。

街のアートイベント、ギャラリー、ブックカフェなどアート関連の情報を発信するライターです。

初めての取材は、見ず知らずの方ばかりのとある展覧会に電話でアポをいただいて突撃。
今思うと、無償でよくこんな冒険ができたものだと感心するやら呆れるやら。
幸い関係者はみなさん温かく迎えてくださり、無事にライターデビューを飾ることができました。


やってみたい!と思ったら始めどき

このように、何かしら行動を起こすと、そこから連鎖して色々な方向に発展していくことがあるんですね。
現役時代よりもリタイアしてからの方が、名刺を配る機会がはるかに多かった気がします。

受け身の習い事では、ここまで世界が広がることはなかったかもしれません。

みなさんもやりたいことがあったら、ぜひ行動してみてくださいね。
想像もできなかったようなドキドキワクワクの毎日が待っていますよ!


〜無料で参加できるアート見学ツアーのご案内〜

ファーレ立川には、1年に1回、夏至の日の正午になるとある現象が起こるアート作品があります。
この作品を中心にアート見学ツアーを開催します。

2024年6月20日(木)11:10〜12:00(事前申し込みが必要です)

詳細情報・お申し込みはファーレ俱楽部ホームページからどうぞ!
https://www.faretclub1997.net/



★アートガイド随時募集中!★
ファーレ俱楽部ではアートガイドをやってみたい方を随時募集しています。
ご興味のある方は、こちらまでご連絡くださいね。
丁寧な事前研修がありますので、ご心配なく!
未経験の方でも無理なく楽しくサポートさせていただきます♡


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