転職しました

2021年8月に、新しい会社に転職しました。その転職の経緯を書いておきたいと思います。

準備期間

いいところがあったら転職したい…とぼんやり思うようになったのは4〜5年前。カンファレンスや勉強会に参加して、最近の動向をチェック。大きめイベントならジョブボードがあったり、企業ブースで直接話を聞いたりできるので、足を運んで採用傾向を聞いたりしていました。

ずっとリモートで勤務していたので、リモート勤務できるかどうかを聞くと、リモートは可能だが基本は出社という会社がほとんどで、リモートでの転職が厳しい事を実感する。


コロナによる転機

2020年。新型コロナの影響でリモート勤務にする会社が増えました。特にこのIT業界はリモートになる会社が多く、Twitter界隈でも皆さんリモートになったなーと感じるようになりました。

会社への不満

勤めていた会社は営業も含めてリモートになり、リモートだから扱いが違うんじゃなくて、エンジニアと営業で扱いが違うのに気付く。
不満に思っていたことはいろいろあるが、その中でも大きかったのが面談について。社員全員に対して、(一人ずつ)年に一度面談をやると言っていたのに、自分にだけ面談の話がないまま1年以上放置された。(コロナ渦でも面談した社員はいたし、オンラインでもできるはず)そして、こちらから催促すると、放置したことへの謝罪はなく、面談がセッティングされた。

面談

こちらからの不満や要望を伝えるも、手応え無し。「○○になっているのが心配です。こういうのはどうでしょうか?」と提案しても反応無し。特に給与面(リモート勤務だから給与が低く押さえられてると諦めていたが、コロナ渦でそれはおかしいと思うようになり、給与UPを要望した)では、こちらの要望に応える気がないという意志が伝わってきた。

ここで転職を決意。(2020年秋頃)


転職活動初期

WantedlyなどのSNS経由で何社かカジュアル面談させて頂き、その中で書類応募をした会社もありましたが、実らず。

勉強会などで繋がりのある方に転職活動していることを伝えると「うちの会社募集してるよ」と声をかけてくださるのですが『社交辞令だよな』と思ってしまう私。この頃は、技術力があるわけでもない40代女性なんて欲しがる会社いないよなーと卑屈になってたと思う。

Code Polarisとの出会い

ちょっと卑屈になってた頃、女性エンジニアのコミュニティである「Code Polaris」に出会いました。そのイベントの中で実際に転職した方から、エージェント経由で転職したと聞いて方針転換しました。

転職エージェントに登録

2つのエージェントに登録しましたが、片方は希望条件に合うものがありませんと返事があって、そのまま放置。もう1つは、担当さんがついて面談のお知らせがきました。

担当さんと面談の時に、リモート勤務希望を伝えたところ、コロナの影響でフルリモートの求人が増えているのでなんとかなりそうと聞きました。それほど多いわけではないけれど、まずはリモート前提の求人に絞ってピックアップをお願いしました。

その後、履歴書や職務経歴書等を提出し、職務経歴書は何度もアドバイスをもらって書き直し。職務経歴書は、どう書いたらいいか分からないまま作成していたので、とても助かりました。

その後、担当さんからピックアップされた沢山の求人の中から十数社に応募。最初は書類選考に落ちまくりで落ち込みましたが、担当さんから「10社に1社くらいの通過だと覚悟してください」と最初に言われてたのでなんとか耐える。

書類選考を通過したのは3社くらいだったかな。
書類選考通過の後に、オンラインテスト受験を依頼された会社があって、ドキドキしながら受けました。面接は2〜3回を設定している会社が多かったです。

面接の度に、エージェントさんから面接対策をして頂けたのがありがたかったです。会社毎に傾向と対策があるみたいで、注意点や想定質問等を教えてもらえたし、面接の後にも、フォローの電話をもらえたりしました。すごく手厚いな、と感じました。
めちゃくちゃ緊張したけれど、メモを見ながらなんとか受け答えできたという感じです。

面接で聞かれたこと

定番の「転職理由」「応募動機」は、どの会社でも聞かれました。
他には、実際にどんな技術を使っているか、入社したらどんな仕事をしたいか、希望と違う担当をふられたらどうするか、などなど。
現在の年収も伝えてたので「どうしてそんなに給与が低いと思いますか?」と質問されたのは驚きました。理由も推測できていたし、「だから転職活動してるんです」って正直に答えました(笑)

それから、「時短勤務希望されますか?」「残業はどのくらいできますか?」と聞いてくださった会社がありました。
私の場合は、「時短は不要です」「残業当たり前は困りますが、一時的に残業するのは可能です」と返事をしました。


内定獲得

テストを受けた会社から、テスト結果が好成績だったとご連絡を頂き、面接でも好印象を持って頂けたようで、面接3回を短期間でこなし、あっという間に内定を頂きました。
転職を決意してから約半年、エージェントに登録してから約2ヶ月経っていました。


まとめ

ぼんやりと転職を考えていた頃から考えると4年強経ちましたが、実際に行動に移してからは半年で内定をもらうまでに至りました。
自分としては、エージェントに登録してからが早かった印象です。どの会社もオンラインで面接だったので、移動時間がないため当時の仕事に影響なくどんどん面接日程を入れられたのが良かったと思っています。

実は、転職を決意した中には、我が子が就職したら年収で負けてしまうのではという危機感もありました。(今思うとどれだけ安く使われてたんだと怒りすら湧きます)だからこそ、面接で「年収が低いのには何か理由があるのでは?」と思われたようです。その辺りには、自分なりに理由づけをして説明し、納得して頂けたからこそ内定をもらえたと思っています。

エージェントの担当さんと初めて面談した際には、「40代女性ということで少し時間がかかるかもしれません。転職活動が厳しくなる事が予想される」と言われました。それでも、条件(希望年収&フルリモート)を緩める事なく無事に転職できました。


おまけ

退職した会社が職安に求人票を出したと聞き、検索してみると…
私が提示したくらいの金額で求人が出ていて「その金額を私に出してくれたら転職しなかったのに」と思ってしまいましたね(笑)「どうせ転職しないだろう」と甘く見られてたんだろうな〜と改めて感じました。





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