漫画と空想

そんなこんなで、表面上は普通、だけど心はいつも不安で落ち着かなかったわたしを支えてくれてたのは漫画と空想だと思う。

両親は漫画をあまり良く思ってなくて、お小遣いでりぼんを買うのが精一杯だったけど、読んでは漫画の世界に入って空想に浸る。

漫画を読んでると不安が出てこないから(と今となっては思う)夜遅くまでバレないように小さい電気で読んでたので、当然目が悪くなった。(バレてよく叱られてたけどね)


りぼん以外も読んでいたらもう少し違ったと思うんだけど、りぼんの世界観そのままを吸収して育ったわたしは、乙女成分濃ゆ目の大人になりましたw

これは、なかなか認めたくない部分だったのだけど(なんせ、ぶりっ子はダメ!という思い込みが、あるから)。

紐解いてみたら、

素直な部分がそのままに乙女な漫画の世界を受け入れて、

それがわたしの乙女な部分になってることがわかった。


最近気がついて、ぎゃー!!となったけど、(かっこいい大人女子に憧れがあったのよーわりと最近まで…)


良いこともあって、

なんせりぼんですから、ハッピーエンド、男子は女子を幸せにする役目、の話しがほとんど。(今はわからないけど)

というわけで、わたしの頭の中もそのまんま。

つまり、

わたしを好きな人はわたしを大切にする、

という設定になっている。


この設定はすごい!

設定というか思い込みだけど。

自分を雑に扱って恋愛した時期も、危ない人、変な人に出会ってないのはこの思い込みのおかげだと思う。

受け入れがたかった、

乙女成分、

実はわたしを守ってくれていたのだなぁと。

あ、年齢と共にりぼん以外の漫画も読むようになったけど。


最初に出会ったものの刷り込みは強いもので、

やっぱりいまもハッピーエンドが基本的に好きですw


そして、もうひとつ。

漫画の好きな話しを読んではその世界で空想をよくしてた。

現実が忘れられるからだと思う。

興味のない授業のときは、だいたい空想タイム。

授業参観で母親は一目見て先生の話しを聞いてないのがわかったらしいけど、間違いなく空想タイムだったはずw


当時、引き寄せなど知る由もないけど、辛い現実を考え続けずに、心地良いものに思考を使う、ということを漫画からの空想でやっていたのだと思う。


勉強はあんまりだったけど、勉強のことはあまり言われる家ではなくてそこは救われた。

yokoは5教科より家庭科や音楽が好きなのね、て感じで。

個性だと思ってくれたのか、勉強で兄妹間の差別もなかったし、叱られた記憶もナシ。

弟と妹は勉強ができたけど、その部分では卑屈にならずに済んだのは、両親の差別が無かったことは大きいと思う。


前回の続きにいくはずが、

寄り道の内容になっちゃった。

次回で、続きを!



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