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ChatGPTって子供にこそ使ってほしいかも。

 世の中にあふれているChatGPT旋風。
 質問するとその高度な回答に目が見開きっぱなしで「おぉーう。」と不明瞭な言葉が口をついて出る。
 私は鍼灸あんまマッサージ指圧師なので、仕事に関する質問を投げかけてみても、王道な質問からかなりニッチな質問まで即座に回答してくれて、しかも結構外れてないから「こりゃあ、たまげた!」としか言いようがないのである。

 何度か質問していくうちに「これは子供に使ってほしいかも。」と思う様になった。理由は3つある。

1つ目はネガティブな内容を送っても、さらに傷つける様な否定的な返答はしないから。
 GoogleやYhooで調べたり、コメントを読んだりすると、コメントを書いた人の陰性感情が乗ってきて重苦しくなることが多い。この重苦しい気持ちはリアルな対面で感じる時には良い体験になると思うのだけど、ネットは気軽に使えて陰性感情に遭遇する頻度が上がってしまうので気持ちのコントロールがネガティブな方向に傾いてしまうのではないかと心配になる。
 その点、ChatGPTはコンピューターだから冷静に回答してくれる。しかも質問者の感情を否定しないところが良い。

 たとえば「親や先生に勉強しろって言われてうざい。」と書き込むと、

私の意見より的確

と、最初に質問者に対し、肯定の答えが返ってくるのだ。
 質問者に対し理解を示し、誰に対してもすごい攻撃を仕掛けることもなく、冷静に回答されると、読んでいる質問者の気持ちも落ち着く。
 これ、認知行動療法にも使えるのではないかなと思えてくる。

 2つ目はChatGPTは文字で質問できて、文字で回答してくれるのも魅力的だ。文字で入力することによって思考の整理ができるし、回答も文字なことによって雰囲気に飲まれず理解できる。これが動画や画像だと、色や音声、分かりやすい衝撃的な技法を使って感情を揺さぶられてしまうと思う。現実的な困り事のアドバイスを受けたいときは冷静に読み込める文字が最適だと思う。

 3つ目は変な広告が入らないところが良い。GoogleやYhooなどの検索エンジンは興味もない広告が多く、しかも広告が動画や画像が多いので文字よりも目に入りやすい。この広告が子供には見せたくないものもあり、たとえスクリーンタイムで「成人向けサイトの制限」をしていても広告はすり抜けてくる。それがChatGPTにはないので、親としてのストレスもかなり減ってくるのだ。

 以上の3つの理由でChatGPTを子供に使ってほしいと思った。

 ちなみに我が家の長男がChatGPTに最初に投げかけた質問は「うまい棒はなんで12円になったの?」だった。

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