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心臓カテーテル検査2日目

いよいよカテーテル検査当日です。

夜中は意外としっかり眠れて2時、6時、7時にミルクを飲みました。
私はどこでも寝れるタイプなので自分の事はあまり心配してませんでしたが、娘はどうなるんだろう…と不安だったので、検査前日にしっかり眠れたのは良かったです。


8:00
主治医の先生が来て軽く検査説明の確認、今日の流れなんかを話しました。安心するような言葉がけをして下さるので本当にありがたかったです。


検査がどんな場所で行われるのか
どんな環境なのか等は全く分かりませんでしたが

"出来れば一緒に居られるところギリギリまで一緒にいたいです"と伝えました。


先生も人間ですし、一生懸命熱意を伝えた方が動いてくれると思って接してます。
もちろん言い方や言葉選びは気を付けますが。



10:00
人生初の"回診"!!!!
おおおおお、本当にあるんだ!
ちょっと白い巨塔感(見た事ないw)あるんじゃないの?!
白衣は着てないけど10名ほどの先生たちが廊下を歩いてゾロゾロ部屋に入ってきました。
昨日検査説明をしてくれた循環器の若めの先生が財前先生のポジションに居ました。検査説明の時点でも伝えていただいてましたが、自分が中心となってカテーテル検査を行う事を改めてお話しして下さいました。

"若財前先生、頼むよ。"と心の中で願いました。


11:00
予定では浣腸等の処置を始める時間でしたが、全然来ず。
時間を過ぎるとすぐナースコールして"まだですかー"と聞きました。

先生の都合等でまだ始められないとの事だったので気長に待ちました。先生も看護師さん達も本当に忙しそうですし、これは仕方ないです。



13:00
結局処置の兆しが見えたのがこの頃となりました。
娘は疲れからか、起きてから処置が始まるまでミルクと睡眠を繰り返していた感じだったので私自身は少し休んだりご飯を食べたりして備えられました。

13:15 浣腸
13:50 座薬 抗生剤


14:00
いよいよ検査室へ。
麻酔が効くまで一緒に居て良いと言ってくださり、カゴのようなベッドで運ばれる娘と看護師さんと一緒に検査室へ向かいました。

娘は検査室に向かう間は終始キョロキョロ。
何か違う、何かされるんだと理解している事が表情でわかりました。

検査室に入る直前で私は靴、服、頭、全てにビニールのカバーをしました。

検査室には10名以上(麻酔科、小児科、循環器科)の先生方がいらっしゃり、全員が全身をビニールカバーで覆われていて、部屋のイメージとしてはドラマで観るような手術室。
少しひんやりとしていて、明るめのライトがついています。


娘は手術台のようなベッドに寝かされ、"麻酔を入れていきます"という合図で少しずつ眠りについていきました。
最初は人、部屋、ライト、色んなものを見て、眠りたくないような感じで耐えていましたがだんだんと虚になり、スヤーっと眠っていきました。

先生方のテキパキとした仕草、真剣な眼差し、私への配慮を見て少し安心しましたし、もう任せるしかない状況なんだと改めて感じ、プロフェッショナルな人たちを信じようと思いました。

このまま会えなくなるなんて事はきっとない、きっと大丈夫。
全ての人に頭を下げ、看護師さんと一緒に検査室を出ました。

14:30 
万が一何かあった時のために部屋で待機。
母とLINEをしたり、仕事をしてみたり、ご飯を食べたり。
ちなみに入院から退院まで、ほぼ母の手作り弁当や主人からの差し入れで自分の食事をまかなっていました。

実家から病院まではドアtoドアで往復約4時間。
本当にありがたい事です。



16:25
約2時間後、まだ眠ったまま部屋に戻ってきました。
"大きな問題はありません"という言葉を頂き、とても安心。泣

先生と少しお話しが出来

▶︎お腹の中での診断や、生まれてからの診断とあまりかわらず肺動脈弁下あたりに心室中隔欠損、いわゆる大きめの穴がある
▶︎肺動脈狭窄もあるがやはり軽度である(この狭窄がもっとあれば利尿剤がいらないが、更に重度だとチアノーゼが起こるリスク)
▶︎病名は考えていた通り両大血管右室起始症となる
▶︎心臓に対し軽度の負担はある


結論



急ぐ必要もないが、ミルクの飲み方的に恐らく体重も増えないし待つメリットもない。 
そのため、1月中旬くらい(2ヶ月後)に心内修復術予定。より詳細な情報については解析中で次の手術前外来検診(2ヶ月後)で伝える。

との事でした。

まず、カテーテル後に2ヶ月空けた外来じゃ不安だな…と思い、
主治医の先生にお願いして次回外来を1ヶ月後に早めてもらいました。

それから、妊娠中からしつこくお願いしてきた手術時の執刀医の話です。

いよいよ手術予定が見えたという事なので
改めて主治医の先生に"手術はH先生に執刀して頂きたいんです。色々調べてどうしてもお願いしたいんです!!"とお伝えしたところ

"確約は出来ませんが、お母さんの熱意はH先生にも伝わっています。
会議でその熱意の話もしているので、小児科、循環器科、心臓外科、全ての先生がお母さんの事を知ってます!!笑"

と言われました。笑




20:30
娘が起きました。
ミルクを飲みたくて泣くなんてことはほぼないのですが、絶食だったのでミルクを欲しがり爆飲み。
両太ももの付け根あたりにテープが貼ってあり
左足の方から静脈、右足の方から動脈にカテーテルを入れましたとおっしゃっていました。


止血テープを剥がすと痣になっており痛々しい。
本当によく頑張ってくれたなと思いました。



この日は娘も疲れたのか、夜中もぐっすり眠ってくれました。

明日大きな問題がなければ、明後日退院です。


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