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子どものご飯、困ったときはお弁当箱に放り込もう

土曜日の11時半、 昼食の焼きそばを作っている横で、長男がウトウトしだした。

「ちょっと待って~寝ないで~」

寝てほしい時は寝ないのに、寝ないでほしい時は寝る。子どもって本当に本能のままに生きている。

朝6時前に起き、公園やお庭で走り回った彼の充電はもう切れた。

そんな時は、できた焼きそばをそのままお弁当箱に放り込んでアンパンマンのピックを刺す。気が向けばそこに、炒り卵くらい乗せてあげる。

どこかへ持っていくわけでも誰かに見せるわけでもないお弁当。だから食器の代わりに使っているような感覚だ。

蓋を閉めて、ハンカチで包んでテーブルの息子の席の前に置いておく。

目が覚めて不機嫌でも、「あっ!テーブルにお弁当があるみたい!」というと、自ら椅子に登って嬉しそうに食べ始める。

何とも不思議だが、これがお皿によそってラップをかけてあると、「食べない」ということが多い。

ハンカチを開ける感覚、蓋を開ける楽しみ、こういうイベント感がきっと楽しいのだろう。

私の気持ちも「これはお弁当なんだ」と思えば、わざわざ温めなおさなくてもいいという大義名分ができる。なにより起きたらご飯を準備しなくちゃと思わなくていい。たいてい彼らの寝起きは悪く、そのタイミングでアンパンマンカレーの準備すらさせてくれない。

お弁当箱も私が前から使っているコレクションからその日のメニューに合いそうなサイズをピックしている。想像以上に、見た目はひどい

先日はお昼に買ってきたのり弁の上にのっているちくわのフライと白身魚のフライを、途中で「あ、これもちょっと食べさせよ」と思ってハサミでチョキチョキ切って放り込んだ。まさに「放り込む」。「並べる」ことさえしていないが、アンパンマンが刺さっているだけで、長男はハッピーだし、私しか見ていない。

保育園の遠足の時はもうちょっとちゃんと綺麗なお弁当を作るからね。(作れるからね)と心の中で思って、蓋をする。


ちょっと心が楽になる方法、紹介しました。

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