幸松丸(こうまつまる)首実検でショック死 その3(全3回)


首実検というのはね、戦いが終わった後に、お寺や神社なんかでね、戦いで亡くなった人たちが成仏(じょうぶつ)できますようにって手を合わせるんだよ。そして、確かに敵の大将や家来たちを討ち取ったと確かめるために、倒れていた者たちの体から頭を切り取ってきたそれを見ていくことを言うんだよ。ずらりと並んだ切り取られたばかりの顔を見ていくのだから、そりゃぁ怖いよね。

幸松丸はね、見たくなかったいくつもの兵たちの顔を見せられて、ショックが大きかったんだね。それからすぐに具合が悪くなってしまったんだ。そして、7月15日に亡くなってしまったんだよ。お父さんのもとへと行ってしまったんだ。

幸松丸は首実検でショック死したなんて言われいるんだよ。たった9歳だったんだもん。小学3年生さ。可愛そうだったよ。

こういう訳で毛利家の次男の元就が総大将となっていくことになるんだね。

最後まで読んでくれてありがとう
ちょっと怖かったよね。
じゃぁ、お休み、ポン!

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