第10話 あどけなく映る眠り姿
「へーっ!これがオリジナルマグか!何の話?」
キコが聞いた。
「ふたりで動画つくろーってなってヨーキューブとかキットトオクにもアップしようって」
「ふーん、あなたたちヨーキューバーになるのはどう?おっしゃりーなスタジオにおっしゃりーな椅子置いてさ」
「僕たちが!?」
「却下!」
「そっか…スタジオの飾り付けするのにー」
「却下ね、だけどチャンネルは作ってみようよ」
アズサにそう言われ、タケルはパソコンを開いた。
「大丈夫かな?とりあえず作ってみるけど…要求多いよー、動画編集また学ばないとな」
「どこで学ぶの?」
「ヨーキューブ!」
キコが帰ってからは写真の編集をしていた。
「アズサ、今日はもうここまでにしよう。アズサ、アズサ?」
タケルはそっと立ち上がった。
「カフェインもとうとう尽きたな」
(作 : matutomopro )
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