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卒業アルバムの詩
これからの長い道のりには
たくさんの出来事が用意されていて
何度も何度も
つまずいてしまうだろう
だけど私たちは
それでも
ポツリ ポツリと
歩いてゆくことが
必ずできる
今までだって
そうだった
野原 小麦
大学の卒業アルバム
表紙を開いたところに
野原小麦の詩が載っている。
秋吉台のカルスト台地の写真を渡されて
大学の駐車場
免許取りたてで
買ったばかりの新車の運転席で
走り書きした詩。
あの車は72回払いだった。
あれから。
毎日のように
つまずいているよ。
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