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好きで居続けるための体力

今年ヒットした映画「花束みたいな恋をした」の中で、

菅田将暉演じる麦くんが、ブラック企業に泊まり込みながら、

床に寝そべってパズドラをするシーンがありました。


麦くんは有村架純演じる絹ちゃんと、サブカルチャーを通じて付き合います。

本来であれば、絹ちゃんと一緒にゼルダの新作を心待ちにしていた麦くん。

しかし変わってしまった麦くんは、パズドラをする元気はあっても、家に帰るとゼルダをする絹ちゃんを横目に素通りしまうのです。


少し話が変わるのですが、

この間は、私が大好きなアーティストの新曲の発売日でした。


ちょうど1年前にも同じアーティストが新作を出しました。

当時のことを覚えています。


わざわざこの時代に、仕事おわりにタワレコに寄って、新作を買って帰ったあのドキドキ。

買ったことではなく、CDの入った袋をぶら下げて電車に乗っている帰り道の、あのドキドキした気持ちを。今も思い出せます。

一年経って現在にもどります。私は今もそのアーティストが大好きです。変わららず好きです。ただ、新曲はまだ買ってない。


少し生活に余力がないと、好きなものに向き合うことを避けてしまう気持ち、経験したことはありませんか?


好きなものに向き合うことって、とても感情を使う。体力も使う。

好きなものだけではなく、好きになりそうなものに対しても同じです。


私、Netflixでいつも見たいものを探す時、時間がかかるんです。「いつか」見たいコンテンツはたくさんあるのに、「今」向き合うには少し体力が足りない。


最近、こんな傾向に陥っている気がして、慌てて意識して時間を作るようにしています。毎日好きなものに関わる時間を作っています。


10年後どうなっているかはわからないけど、せめて10日後くらいまでは、自分が好きなものを好きでいれる体力が欲しいです。

何かを好きになること自体が、なかなか簡単なようで難しいことだったりしますから、その気持ちを大切にしたいです。

なんていう、最近の私の志だったりします。


とりあえず、今週末はタワレコに行ってみようと思ってます。

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