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健康から社会問題を考える

今日は健康から社会問題を考えるをテーマにまとめてみたいと思います。

健康と社会問題はどのようにつながるのか?
 現在、「健康行動で社会問題をイノベーションする」をテーマに、養生(YOJYO)という季節に応じた生き方を推奨しています。養生生活の良さは主に、①健康になれる、②環境に配慮できる、③子供の貧困問題などを支援できる、④女性のライフスタイルをサポートできる、などがあると思っています。そこで、4つの内容と養生について少し触れたいと思います。

①健康になれる
 身体にはその季節に応じて出現しやすい症状があります。春には花粉症が増え、夏には夏バテ、秋にはセンチメンタルになり、冬には風邪を引く。これはたまたまではなく、多くの人が同じ問題を抱えやすいということは気温や湿度、天気などが大きく関係しているのです。そして長い経験から、その季節に起こりそうな症状はもちろんのこと、その予防方法もある程度知られています。これこそがまさに、養生であるため、我々はその季節にあった生活を推奨し、健康になれる方法を紹介しています。

②環境に配慮できる
 養生の基本は季節に応じた生き方です。そのため、季節を意識して生活することが大切なのですが、季節は地域により少しづつ異なります。そのため、地元と呼ばれる自分が住んでいる地域の季節を大切にすることが大切です。なお、東洋医学ではその季節に必要なものはその季節の採れる野菜や食物に含まれていると考えられていますし、同じ野菜でもその栄養分は産地により異なることを考えると、自分の住む地域で採れた食べ物を食することが一番身体に良いことになります。これは地産地消という考え方とつながり、地域に必要なものを地域で作成するという発想になるのです。
 地域で採れたものを食べるということは、輸送にもコストがかからないし、冷凍冷蔵保存も必要ないため、必要なものを必要なだけ作成するという最も環境に優しい食料循環は生まれると考えられます。なお、当然全てを地産地消することはできません。地域によっては他の地域から輸送しなければいけないこともありますが、その量は最小限にした方がよいとよいと思っています。

③子供の貧困問題を支援できる
 現在、子供の貧困問題が問題視されています。特に日本では1人親の子供たちが貧困に苦しむ現実があるのです。そして、貧困は子供の体調を悪化させるだけでなく、学習機会を奪い、貧困の悪循環が起こるとされています。
 ちなみに、体調と学力は相関関係にあり、体調が良い方が学力的にも向上しやすいのです。その意味で、養生は生活スタイルを見直すという考え方であるため、特別なお金がかかるわけではないことから、義務教育のうちに子供たちに養生を教え、自分自身で健康を保つ秘訣を教えることができれば、健康で入れるだけでなく、学力的にも支援でき、貧困の連鎖から解放できるのではないかと考えています。そのため、養生を子供教育に加えることは子供の貧困問題を解決できる可能性があるのではないかと考え、我々は幼稚園や小学校の保健体育の時間に養生を教える取り組みをしたり、絵本を作成し、子供たちにプレゼントする活動を行っています。

④女性のライフスタイルをサポートできる
 子供たちの健康や学力には家での過ごし方が重要です。そして、家庭でもコミュニケーションも大切だと言われています。そこで、一番子供と過ごす時間の多い女性のライフスタイルをサポートする取り組みも大切となります。そこでは、まずは女性に養生を教えることで、自分の体調を管理する方法を教えること、具体的には季節の食材を利用した献立を紹介したり、ながら時間でも健康になれるように、美容と健康を合わせて行えるような健康法を紹介するような取り組みをしています。さらに、時間がない女性にいつでも健康になれる機会を持ってもらうために、体調を管理できる無料アプリ「YOMOGI」を作成し、自身の体調に関する質問に答えると自分に合った養生が紹介される仕組みを構築しています。
 このように、生活の中に健康を意識した部分が多くなれば、生活しているだけで健康になれるため、現在では社会的処方として住むだけで健康になれる健康タウンの実現を目指して、健康プリと連動した健康生活を地方自治体とともの研究を進めています。

まとめ
 その他に養生(YOJYO)というライフスタイルを進めることで、交通インフラの整備や森林問題の改善、さらには地方創生など様々な社会の課題に取り組むことが可能であると考えています。

アプリ「YOMOGI」
https://www.kenko1192.com/
健康(養生)から社会問題を考える高校生向けの講座の申し込み
https://forms.gle/jCgYNHpa1Anq3Cb98

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