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【2人目妊娠記録】子宮頸管縫縮術レポ

遡ること1週間前。久しぶりの妊婦健診で子宮頸管無力症と診断されました。手術or妊娠20週あたりから切迫早産で入院を提案され、困惑しつつ手術を選択した私。健診日から3日後の火曜日に手術をすることになりました。
ちなみに手術は通常1泊のようでしたが、日帰り手術も出来るとのことで、上の子もいるし日帰り手術を選択しました。病院でひとまず夫と職場にLINEで報告。

検診後はそれまで少し落ち着いてきていたつわりがぶり返し、ゲロゲロ祭りが復活。翌日の日曜日は気圧のせいもあって全く動けず、ダウン。
月曜日はいつも通り仕事へ。(医師に確認したところ、デスクワークで体に負担がなければ出勤してよいとのことでした)
職場では手術のため火曜日〜翌週の火曜日までお休みさせてもらえるようお願いしました。合計6日間、有給休暇を充てることになりましたが、気持ち的にはツラい!あわよくば有給は残しておいて、産休に有給を合わせてちょっと早めに休みに入りたいな〜と皮算用していたので……(涙)
ま、しょうがないですね。

  • 病院に着いてから手術まで

9時前に病院に到着して受付を済ませたら病室へ。
用意してあった手術着に着替えました。(ブラトップとパンツ、靴下はそのまま)
到着後すぐには尿検査はないのね〜と思ってトイレに行って、ベッドに横になる。まだ病人意識というか、これから手術するっていう実感が湧かないので朝イチで横になってるのが変な感じ。
左手へ抗生剤と水分補給の点滴。採血する肘の内側よりもだいぶ手首に近いとこに針を刺すので、なんかいつもより痛い。そして点滴で冷たい液体が入ってくるので、左手が寒い。手術着も薄手で寒いので、毛布と湯たんぽを持ってきてもらいました。レッグウォーマーを持ってくればよかったなぁと後悔。

待っている部屋は3人部屋。家具やカーテンで仕切られていて他の患者さんの姿は見えないけど、話し声はしっかり聞こえてきました。この日はもう1人いて、漏れ聞こえてくる話の内容から陣痛待ち妊婦さんと付き添いの旦那さん。上の子は保育園に行っている、とのこと。しきりに「前回はこのくらいの時はもう大変だった、無痛すごい!」って言ってた。確かに看護師さんが「子宮口3センチですね〜」と言ってても妊婦さんはめちゃくちゃ普通な感じで話してて、聞いてる私も「無痛分娩すご!」と思うなど。手術は怖いけど、入院した時の様子が見れるのは良かったです。
抗生剤の点滴は1時間くらいで終了。ひたすらiPhoneで漫画を読んで暇を潰してました。(病院のWi-Fiは電波が弱くて使えない点はイマイチ。)
前日、5時に起きなきゃ朝ごはん食べられなくなる〜!とプレッシャーで2時と4時に起きたりしてたので、ちょっとウトウトしつつひたすら手術の時間になるのを待っていました。
11時半に麻酔の効きをよくするためとのことで、生理食塩水点滴追加。少し心臓がバクバクして焦る。普通は生理食塩水で心臓バクバクはしないとのこと。なんでだ〜。

  • いよいよ手術

とかやってるうちに、12時過ぎにパンツを脱いでトイレに行ってから手術室(というか分娩室)へ歩いて移動。
分娩台へ座って、血圧計や心電図やら装着して、いよいよ麻酔!
どんだけ痛いんだと震えていましたが、腰のあたりに3本注射を打って終了。痛いのは痛いけど、普通に注射の痛みなので全然我慢できる程度でした。
そこから下半身麻酔が徐々に効いてきて手術開始。目隠ししてあってどんなことをしてるかは分からなかったけど、
医師「これ、痛い?」
私「???う〜ん、痛くないですね〜」
医師「そっか、今かなり痛いことしたからさ」
とか言われたのがめちゃくちゃ怖かった……。
麻酔が効いていて痛みは無いけど、何かをされてる感覚はあって、途中の注射?で心拍数が激上がりしたり、かなり身体に力が入っちゃってました。とにかく呼吸を意識して、心拍数を落ち着かせることに集中するようにしてました。
子宮頸管は2ヶ所縛ったとのことで、30分ほどで手術は無事終了。ストレッチャーでもとの病室に戻りました。

  • 手術後

とりあえず夫に無事に終わったよ、とLINE。時計を見ると13時前でした。
右脚は感覚が少しずつ戻ってきていましたが、左足は感覚がなく、寝返りも打てないまま点滴の管と心電図、血圧計のコードを気にしつつひたすら横になって時間が経つのを待つ。痛みは無いけれど、違和感のようなものはありました。
14時15分、麻酔が切れてきたからか違和感が痛みになって来たので、ナースコールでSOS。痛み止めの点滴をしてもらいました。20分ほどで痛み止めが効いてきてウトウトしてたけど、配膳のスタッフさんが間違えて私のとこにおやつを運んできちゃったので目が覚める。(その人はすぐに間違えた〜って感じで消えていきました。)その後は眠れず、そのうち気持ち悪くなってきて吐きました。

16時、やっと水を飲んでも良いとお達しが。水を飲んだ後はきちんと排尿できるかトイレチャレンジ。恐る恐るで少し痛みはありましたがきちんと出ました。良かったと思う間もなく気持ち悪くなってトイレで盛大に吐く。しんどい……。
まだ手術箇所が痛むのでカロナールをもらって飲んで、点滴の針やら体に付いていたいろいろが外れてスッキリ。
17時には帰れそうとのことなので、じゃあ何か口にしとかないとと思いウィダーインゼリーを3口ほど飲むも、気持ち悪くて吐く。ずっと水分補給の点滴をしていたからか、飲んだ量以上の水も吐いちゃってびっくり。
タクシーを呼んでもらって、その間に着替えて、そしてまた吐き、グロッキー状態でタクシーへ。もうウィダーインゼリーは全部吐いた状態だったので、タクシーでは吐きたく無い!と思ったけど、やっぱり気持ち悪くてタクシー内で軽く吐きました。ビニール袋、大事。
ヘロヘロ状態で帰宅して、朝買っておいたセブンのホットケーキを(これも吐いちゃうのかなぁと思いつつ)貪り食べて、バタッと横になる。手術は思っていた以上のダメージで、寝たり起きたりの繰り返しでした。

水分はちびちびと飲んでいましたが、20時頃にまて盛大に吐き、食欲も無かったのでカロナールを飲んで22時頃就寝。
なが〜い一日が終わりました。

  • 子宮頸管縫縮術を受けてみて

手術自体は麻酔をしているので痛みはほぼ感じず、術後もカロナールを飲んでしまえば平気なので想像してたよりは痛みは少なかったです。出産の痛みに比べれば全然平気。
でも出血するし身体へのダメージはしっかりあるので、術後にしっかり休める環境にしておくのは大事でした。
私の場合、一番しんどかったのは術後の吐き気です。つわりなのか麻酔の副作用なのかは謎ですが、妊娠悪阻で入院するのでは?と思うほど水を飲んでも吐いちゃうので精神的にも肉体的にもしんどかったです。

術後1週間できちんと頸管を縛ったテープが安定しているかを診てもらって、晴れて自宅安静は解除になります。
それまであともう少し、頑張ろうと思います。

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