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「百五〇年の孤独」を巡って

 2017年末~2018年1月末までいわき市は泉地区で開催されたカオス*ラウンジ新芸術祭2017 市街劇「百五〇年の孤独」。キュレーションの完成度ゆえ、その優位性が目立って指摘されている。ここではそのようなキュレーション優位問題ではない、「百五〇年の孤独」をみた感想をまとめてみたいと思う。 かつて泉は過剰な廃仏毀釈を経験した。そこから復興した寺院は現在2つのみ、生者と死者は分断され百五〇年の孤独を生きている。そのことを「復興の失敗」と捉え、311以後に生きる私たちの現在の風

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