北朝鮮ミサイルは何が脅威なのか


 北朝鮮が3月下旬、弾道ミサイル発射した。ほぼ1年ぶりだったが、北朝鮮の発表によれば、新型戦術誘導ミサイルであり、弾頭重量は2・5トン、600キロ離れた目標を正確に打撃したという。
 この発表に関係国に憂慮が広がっている。米国の専門家らは、ロシアのイスカンデル・ミサイルを軽量化したものと見ている。イスカンデルは、着弾寸前に軌道を変化させるため、クセの強いミサイルであり、迎撃が難しい。昨年10月に北朝鮮は、新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を公開している。今後、ICBMの発射試験を行う可能性もある。
 これから4月15日の太陽節(金日成主席の誕生日)、バイデン米政権の対北朝鮮政策の発表などが続く。またもや北朝鮮をめぐる緊張が高まりそうだ。

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