北挑発は金与正の履歴書作り


北朝鮮による南北共同連絡事務所爆破について
米国の北朝鮮専門家5人インタビューが韓国経済新聞に掲載されている。そのポイントを書き出して、見る。
金与正が今回の交渉の前面に出ているのは後継構図とも関連があるとの見方が多い。

専門家たちはまた北朝鮮が非武装地帯軍隊配置など「低強度挑発」を継続するだろうがドナルド トランプ大統領の「レッドライン(限界線)」である核・大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験までは再開しないと予測した。

パトリック クロニン ハドソン研究所アジア太平洋安保席左は北朝鮮挑発に対して「自分の持分(役割)(非核化措置)は譲歩しないまま、さらに多い経済的恩恵を望むため」としながら「金与正のリーダーシップを輝かせるための履歴書作り側面もあるようだ」と話した。

スコット スナイダー米外交協会韓米政策局長も「北朝鮮位階秩序で金与正の地位上昇、金正恩朝鮮労働党委員長の後継者としての役割と関連ある」といった。

それと共に「正恩が(父)金正日の後継者に指名された2010年以後のように、軍事的葛藤可能性がある」と予想した。
北朝鮮は2010年天安艦爆沈と延坪島砲撃挑発を起こした。

フランク オム米国平和研究所専任研究員は「北朝鮮は危機を大きくして、今後(米国との)交渉でより大きい利益を得ようとする狙い」としながら「このために低強度挑発を継続するだろうが核・ICBM実験まではしない」と話した。

首尾テリ戦略国際問題研究所(CSIS)専任研究員も「北朝鮮が最も望んだのは制裁緩和なのに、文在寅政府でもそれが全くだめだったしコロナ事態まで重なりながら難しい状況」としながら「北朝鮮に犠牲の羊が必要な時、韓国はいつも最もくみしやすい対象」だったと指摘した。

それと共に「北朝鮮挑発はもう開始段階と、当分韓国政府を狙って出すリストが多い」としながら「だが核実験のようなレッドラインは越えない」と見た。

ブルース クリンガー ヘリテージ財団専任研究員は「北朝鮮が米大統領選挙を控えて(悪名高い) ‘シカゴ ギャング’のようにトランプ大統領を威嚇している」として「韓国の譲歩と米国の制裁緩和を引き出すために緊張を高めさせるのに関心を持っている」とした。

専門家たちは北朝鮮の挑発がトランプ行政府の対北朝鮮政策を変えられないことだと見通した。

テリ専任研究員は「11月大統領選挙を前にしてトランプ大統領が対応できるオプションが多くない」として「大統領選挙前、北朝鮮との新しいディール(取り引き)は難しい」とした。

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