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現実にあるようで非現実的 成蹊中の売買損益

10日に行われる

四谷大塚の合不合格判定テスト

。いかにも恐ろしい名前だ。試験1つで、合否を判定しちゃうんだから。

6年生用は今回で3回目。過去に出た問題は出ないと判断して、単元ごとに予測すると、算数では売買損益や流水算、平面図形が出る可能性が高いと感じた。

というわけで、過去に早稲田アカデミーで解いた関連の問題や、演習問題、過去問からいくつか選んで息子とやってみた。

売買損益は意外とバリエーションがあって、しかも説明が長く、なかなか手強い。

実際の商取引でもありそうな感じがするが、スピードが勝負の取り引きで、いちいち複雑な計算するなんてのはあり得ない。

大体エクセルに数字を書き込めば、自動的に分析してくれる。

一番引っかかるのは、●割引という表現だ。思わず、価格が0.2になったと勘違いするが、これは0.8になったという意味なので注意が必要。

どうしてこう勘違いするのだろうと思って考えたら、スーパーや衣料品店で「●割引」「20%引」とはあまり使わない。

ほとんどが数千円以内なので、具体的に50円とか150円引きと具体的な数字を書くはず。そうでなければ、%OFFという表現が一般的だ。


「●割引」って実は、古くさいイメージがあり使われなくなっていると思うのだ。

海外ではどうか。
中国では、20%引きは8折(80%の価格)と書く。こちらの方が分かりやすくないだろうか。


売買損益の問題は、受験難関校がよく出題する。入り組んだ思考をさせる、文章題で質問を読み取らせるという意味では価値はあるだろうか、いたずらに受験生を混乱させていないか。

とはいえ、やらねばなるまい。

たまたま目にした過去問を解いてみた。

ここでも「定価の20%引きに値下げ」が出てくる。少し混乱したが、「2割引は0.8のことだ」と言い聞かせて、何とか正解に達した。

さあ、本当に出てくるだろうか?

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