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物件調査

今日はとある物件の内覧とその周辺の調査を行いました。

物件はデザートとドリンク専門店の居抜き物件でした。

冷蔵庫や冷凍庫、調理器具や家具やエアコンなどの機器類の価値を算出したところ、中古価格ベースで大体200万円くらいでした。

これに造作工事代が加わりますが、業態が異なるので、これは実質無価値と認定しています。

そのまま使用できたとしても、算出価値としては無価値という意味です。

機器類は多分新品で購入すれば、その3〜4倍程度の値段が付きます。

居抜き料金は300万円でしたが、店舗価値としては妥当な金額かもしれません。

しかし、立地と建物の構造が良くありませんでした。

ネット情報だけでは良くわからないことでしたが、現地を訪問してその周辺を歩いてみると良くわかります。

今はデリバリーもあるので、立地が悪くてもなんとかなる部分はありますが、それでも限度があります。

また、実際に足を運んでみると、どうしても乗り気でないという感覚にもなります。

現場の「空気感」というか「直感」といったようなものです。

総合的に判断して、仮に居抜き料金が0円だとしても、厳しい物件だと判断しました。

当たり前のことですが、現場に足を運ぶということは大事です。

今回は商圏の実地調査も出来て収穫は大きかったです。

居抜き相場はまだまだ高いですが、これからどんどん下がっていくと思っています。

物件も沢山出て来るはずです。

これまでは協力金もあり、所有して休業しているメリットが店舗所有者にはあったのです。

協力金がなければ、今後は赤字のお店は所有によるデメリットの方が多くなります。

出血(資金流出)を止めたいと思えば、居抜き料0円でも手放したいと思うようになります。

契約が成立すれば、出血(資金流出)が止められるからです。

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