会社にばれない、税金のない副業? 3/3

さて、今回書く内容は税理士でないと怪しい部分もあるので、フィクションだと思って読んでください。本当に実践する場合は税理士に確認してくださいね。税理士に顧問を頼むと、確定申告のみならば5~10万円程度ですし、この費用は経費に含めることができます。

最終ページですから実践編ということで、私の数年前の確定申告を詳らかにしてみたいと思います。


確定申告書の例を紐解きましょう

当時の私の属性

コンサルティング会社所属

投資不動産3軒購入
 23区内、駅近
 フル住宅ローン(2%弱の利率)

株、FXはちょうど前年に低位株とマイナー通貨に手を出して手痛い思いをしていたので、この年はお休み。仕事も忙しかったので。

よって、副業としては、不動産だけでした。


この時の私の確定申告書の各項目の状態(下に確定申告書のテンプレートがありますので、各項目に入っていると考えてください。数字はぼかしてます)

収入金額等
不動産:200万円
給与:1,250万円

所得金額
不動産:-200万円
給与:1,000万円
合計:800万円

所得から差し引かれる金額(合計):250万円

税金の計算
還付される税額:60万円

ということでこの年は、不動産購入したばかりということで、還付金60万円ほど発生しました。この時、投資用不動産が税金対策で買われる意味が分かりましたね。


確定申告書の詳細

なお、確定申告書は国税局のサイトで数字を入力していくだけで簡単に作ることができます。https://www.keisan.nta.go.jp/kyoutu/ky/sm/top#bsctrl

毎年、変わり続けていて逆に使いにくいのが残念です。インターフェースは同じにしておいてほしいな~。

確定申告書Bというものを利用することになります(Aは給与とかだけの簡単なフォーマット)

画像1

項目ごとの確認をしていきましょう

収入金額等

不動産:そのままです。投資不動産で発生した収入です。購入時からなので1年分ありません。今も同じ3物件を所有していますが、おおよそ収入は倍になってます。

給与:そのままです。

所得金額

不動産:不動産取得税(50万円)や損害保険料(15万円)、減価償却費(90万円)、借入金利子(70万円)、管理費(60万円)、登記費用(90万円)、支払手数料(50万円、司法書士ですね)、その他の経費(10万円)

ということで、経費が400万円くらいとなり、所得金額としてはマイナスになってしまいました。=>これを見ると、登記費用と支払手数料は1回目しか発生しないので、翌年以降に不動産所得をマイナスにするのはほぼ不可能ですね。不動産投資をする人は、このあたりよく見ておくとよいと思います。

給与所得と損益通算できるので、給与の所得金額と損益通算しています。

あとは、基本的に、給与ですでにひかれている社会保険料控除などを鑑みて支払うべき税金が決まるわけです。

その他経費ってなんじゃ?

で、ここで出てくる、その他経費ってなんじゃろ?という人は多いと思います。重ねて言いますが、この記事はフィクションです。

私がここで含めたのは、

・投資不動産を下見に行くのに要した費用

・投資不動産投資をするにあたって、参考にした本などの購入代金

・投資不動産のコミュニティに所属して情報を交換した際に要した費用

のあたりです。おそらく3番目がグレーゾーンになると思います。

2/3 で書いたように、友達で飲みに行って領収書をもらっていく人は3番目を無理やり適用しているはずです。もっとひどい人はメルカリで領収書を買って経費に入れていたと思います(もう今は販売できなくなっているようですが。。。)。

副業のメリット

副業のメリットってそれでもここに出てくると思うんですよね。給与だけで生きている人は、セミナーに行ったり、コミュニティで情報交換をしても活動を経費に組み込むことは(まず)できません。

ところが、副業としてしっかりと収益を生み出している人は、ある種自己投資と考えられることも経費として算入することができるのです。

これは、ブログやアフィリエイトで収益を出している人にも同じことが言えます。有料のNoteで購入してそれを経費に含めるといったことが認められるのです。

自分の引き出しを増やす、ということを考えても、副業をしていくことにはメリットしかないでしょうね。

普通の会社員としての本業を持っている人(でないと副業とは呼びませんが)は、リスクが高くて副業をやれないのではないか?と考えがちなのですが、しっかりとした対策をしておけば難しいことはありません。

今回3回の投稿は、どのような副業をやるべきか、ということは書いていませんが、副業をやっていく中で、重要なリスク対策を書いてきたつもりです。ここにいる人は、副業をしている人が多いと思いますが、ぜひ正しい副業を続けていきましょう!

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