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【言葉の宝箱】

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本は言葉の宝箱、生きるヒント
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記事一覧

言葉の宝箱1309【こだわりのない奴にかぎって、他人のこだわりに文句をつけるんだよ】

・花屋になるケースは、大雑把にいって三つのケースがある。 一つは、親が花屋であるケース。つまりは二代目だ。 こういう人々は、生まれたときから花を商品としてみている。 だから、 生きている花と造花の区別があまり判然としていないタイプが多い。 もう一つは、丁稚からたたきあげた職人が、 やっと自分の店をもつというケース。 こういう連中は、目標は大きな店をもつことだから、 売上の成績に対するこだわりがすさまじい。 目標のためにあまりにも精力的で、 花という生な存在に対する思い入れが、

言葉の宝箱1308【絶えるものは自然に絶え、残るものは残る】

・絶えるものは自然に絶え、残るものは残る P247

言葉の宝箱1307【謙遜を口に出す者の腹の底には、強い自信があるものだ。ちがうか?】

・謙遜を口に出す者の腹の底には、強い自信があるものだ。 ちがうか? P151

言葉の宝箱1306【昼間会う方がセクシーだと思わない?夜は成りゆきだもの。どんなところへ行っても当たり前みたいでしょ】

・毒には上に浮くのと下に沈むのと二種類で、 中ほどには毒がないということですね。 つまり、上も下も毒は毒、中ほどの無毒がいちばんつまらない世界 P25 ・年を取っても、 昔を思い出す貌って、お婆さんよりお爺さんの方が似合うみたいね(略) 男は、過ぎ去った時間とつき合うのが好きだからねえ(略) 女は現実だけ?(略) いや、つまり前向きなんだろ、 男はどうしても過去が忘れられない動物だ P65 ・騙し上手と騙され上手の絶妙の組合せの中で咲く 妖しいドライ・フラワーだから、 選

言葉の宝箱1305【力は、こつこつやってるうちにすこしずつ溜まってくるもんですよ】

・まわりを気にしていたら切りがないだろう。 よそはよそ、うちはうち、そういう気持でやるより仕方がないんだよ P15 ・いたずらに他人を羨むことなかれよ P106 ・力は、こつこつやってるうちに すこしずつ溜まってくるもんですよ P154 ・ペンションは、 夫婦仲が悪くなったり、主婦が倒れてしっまったりしたら、 おしまいだからね P176

言葉の宝箱1304【ひとつの問題を右から左から、上から下から、いろんな角度で見てみる。今まで常識に縛られて見えなかったことが、見えるようになる】

・驕るべからず。慢心はどんな弱気よりも人間を堕落させるんやで P18 ・手放しの信頼ほど、裏切られた時の衝撃も大きいものだ P43 ・戦に出た時はな。自分はひとりやと思わないといけない。 たったひとり、自分自身の足で立って、頭で考えて、敵と戦うのや。 仲間は大事やけど、頼りきってもあかんのや P78 ・勝つのは大事な事だけど、強ければいい、 勝てるなら何をやってもいいというのは、スポーツじゃない(略) そんな考え方は人間を堕落させるし、 ルールを持たない原始社会に戻って

言葉の宝箱1303【誰だって、負けるときはある。だけど、負けることを恐れて最初から勝負しなければ、勝つこともできない】

・ひとつしかない自分の命には、自分の命なりの重みがある。 だから、無駄に捨てたりはしない P10 ・この世に、自由であること以上に大切なことはあるだろうか P71 ・迷うことは悪くない(略) 迷わないほうが怖い P145 ・強い感情は、判断を誤らせる P161 ・自分だけが正しい、と思うほど危険なことはないんだよ(略) いつでも疑ってかかることだ。自分の考え方や感じ方は本当に正しいか。 知らぬ間に、どこかが醜く歪んでいないか。 自分の醜くさから目をそらしてはいけない。

言葉の宝箱1302【偏見は何も産まないだけじゃない。何もかも視えなくなる。もっとも、この世のなかはほぼすべてが偏見によって支えられていますがね】

・成功の秘訣はたったひとつしかない(略) じぶんを棄てること(略) すべての執着心を棄てることです。 そうしたら、何が起こっても動じなくなる。 動じないこころほど強いものはない P9 ・偏見は何も産まないだけじゃない。何もかも視えなくなる。 もっとも、 この世のなかはほぼすべてが偏見によって支えられていますがね P10 ・男なら負けるとわかってても、殴りあわなきゃならねえときがある P16 ・人生のうちで重要なことはほとんどないってことを知らないからだよ。 だから、何で

言葉の宝箱1301【できねえと思ってることもやれば結構できるんだ】

・大人ってのはじぶんががきだったときを忘れるころに 老化がはじまるってこと P86 ・気が優しすぎて人生をどじったやつをいっぱい知っている P86 ・人間を利用主義的に利用するってことが一番嫌いなんだよ P116 ・図に乗ってよけいなことを喋るんじゃない P224 ・できねえと思ってることもやれば結構できるんだ P276

言葉の宝箱1300【酒を般若湯、女を蓮、そして遊女を蓮葉、すべて叡山の坊主どもが作り出した言葉です】

*酒を般若湯、女を蓮、そして遊女を蓮葉、 すべて叡山の坊主どもが作り出した言葉です P141 ・商人らしくない商人で、 無駄口を叩かず、物ごとを簡略にまとめて云う男であった P174 ・ものごとは、借りがあるほうが弱いものだ P232

言葉の宝箱1299【金さえあれば、金の使いようで、人の心はどうにでもなる】

・迷うのは人情です。迷わない方がおかしいのです P173 ・諦とは悟ること、すなわち菩提の境地に達することである(略) 人生に余りが無くなったとき、もうこれで死ぬのだと悲しむ人があるが、 それはおろかなことである。 人生に余りが無くなったことは無いということではなく、 これから別な新しい希望に満ちた世界が始まるということである。 その世界こそ、ほんとうに無限界に拡がる世界である(略) 僧でない人のことを俗体という。 俗体だから救われないということもないし、 僧だから、新しい

言葉の宝箱1298【いってもどうしようもないことであったが、いわねば気がすまなかった】

・いってもどうしようもないことであったが、 いわねば気がすまなかった P389

言葉の宝箱1297【病に勝つものは薬ではなくて、人間の身体でございます。身体が丈夫にさえなれば、病気は頭をもたげてはまいりません】

・いかなる病気も薬によって、根だやしできるものではございません。 病に勝つものは薬ではなくて、人間の身体でございます。 身体が丈夫にさえなれば、病気は頭をもたげてはまいりません(略) 病というものは、誰の身体の中にもあって、 機を見て、勢力を張ると申すのか P135

言葉の宝箱1296【若いってことだけじゃ、なんの意味もないのよ。若いということは、貧しいということとおなじこと】

・ざっくばらんと無神経には、紙一重というところがある P58 ・若いってことだけじゃ、なんの意味もないのよ(略) 若いということは、貧しいということとおなじこと P77 ・真実というやつは、決して気持ちのいいものじゃない。 ぼくはいつも目を半分だけあけて現実を見るようにしてきたのだが、 それはそうしたほうが、生きてて楽だからだ P199