光の跡が持つ普遍的な愛
劇場版スパイファミリーのED主題歌になっている星野源の光の跡という新曲がすごく良かった。
まず、イントロの少しレトロで、温もりのあるシンセサイザーの音が心地良く響き渡る。
その後、歌われる「人はやがて〜」から始まるAメロの歌詞がとても好きだ。
なぜなら、朗らかなメロディーに相反して、割と残酷でシビアな現実を突き付けてくるからだ。
これぞ正に星野源だ!という印象を受けました笑
人間の死という、抗いようのない運命を前提とした上で、「じゃあどう生きていこうか?」と問いかけられている気がしました。
また、ミディアムなテンポなのにも関わらず、ビートは力強く刻まれているので、自然と音に乗れる点もすごいと思います。
続くサビは、大きく盛り上がる訳ではないけれど、喜劇にも通じる穏やかさと、家族の温もりを感じられました。
まさに、思い出という光の跡、過去から今日までの煌びやかな光の軌跡を、噛み締める尊さが歌われていると思いました。
この曲を聴いていると、今、目の前にある幸せをあくまでありのまま享受しようと思わせてくれます。
決して複雑な歌詞ではないのですが、だからこそ普遍的な愛が詰め込まれていると感じました。
星野源の「この命が続く限りは、存分に踊り続けよう」というスタンスが心の底から大好きです。
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