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「ドラの穴」主宰の小島一宏氏が将棋読売日本一になって賞金100万円を取った時の話

「ドラの穴」主宰の小島一宏氏
が将棋読売日本一(今は、アマ竜王戦)になって賞金100万円を取った時の話。
書こう書こうと思っていたのに今まで書いてなかったが、ようやく書く事にした。(書く話は、昨年か一昨年に小島氏と飲んだ時にしている。)

ちなみに、「ドラの穴」は、タイガーマスクの「トラの穴」ではない。(これを真似たが)
プロレスラーを養成する組織ではなく、将棋棋士(プロ・アマ)を養成する組織。
何故ドラかというと、小島氏の顔を見ればわかるが、ドラえもんに似てるから。
ここから、多くの小学生が奨励会に入りプロ棋士なったり学生・アマトップになっている。
昨年、彼は埼玉県支部連合会会長として将棋普及を行なっていた事が評価され将棋連盟から表彰された。

学生将棋のトップだった彼は、早稲田大学に7年いて新宿歌舞伎町にあったリスボンという将棋スナックでアルバイトをしていたが、まだ就職先が決まってなかったので小島裕社長(東大将棋部出身)に相談しokを貰って会社将棋部で同期の青野、村上とともに会って会社に勧誘し入社。
同学年ながら後輩となり、配属は自分のいるEDP室に。

そして、昭和62年。当時、会社は土曜は半日だったが休みでなく、ホストコンピュータの管理で誰かが出社しなければならなかったが、運悪く将棋読売日本一東京予選が土曜日開催になってしまった。
結局、小島に優勝したら御馳走するとの誓約書を書かせて僕が出社する事に。
御馳走の内容は、下記のどちらか。(もう一つあった気がするけど忘れた。)

1.居酒屋行ってソープ
2.寿司屋行ってカフェバーの後、ヘルス
(実は、当時は、ソープもヘルスも経験なし)

なんたって、優勝賞金100万円。そこから出すのだから、大した金額ではない。
しかし、何と小島は東京代表になり、全国大会で優勝して賞金100万円を獲得してしまった。
優勝はおめでたいし、おこぼれにあずかる僕も嬉しい。

翌日、早めに会社に行くと、僕の机の前に怪しい人影が。
何と、優勝した小島が誓約書を探し出し破棄しようとしていたのだ。
それはないでしょと、賞金は借金返済に充てたと言う小島を説得し、結局、2を御馳走してもらう事にした。

銀座のカウターの寿司屋で、慣れた感じで小島が注文し、ネギトロか鉄火細巻きをでかい塊から作ってもらって美味しかったのは覚えているが、それ以外は忘れた。(御馳走様!)
これも、借金がかさんだ原因なのかな。

その後、カフェバーに行ったがヘルスは何故か行かなかった。
今からでも遅くないので、残りを奢ってもらいたいものだ。
コロナが沈静化した後にでも。

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