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松本十帖 松本本箱 2024年9月【連泊】


関西からのアクセス

新大阪 → 名古屋:のぞみで約49分
名古屋 → 松本:特急しなので約2時間5分
松本駅 → 浅間温泉:バス(浅間線)で約30分 
浅間温泉バス停 → レセプション&カフェ「おやきと、コーヒー」:徒歩1分

レセプション&カフェ「おやきと、コーヒー」です
この右隣に・・・
宿泊者専用駐車場がありました
結構急な階段を登って2階へ
空いているテーブルに着席しました
席数が少ないので満席の場合は
チェックイン手続きってどうするのかなと
思いました
ウェルカムドリンク(シャンパンを選択)とおやき(野沢菜)
シャンパンをいただきながら
いかにもマニュアル通りと推察される説明を聞きました
わりと長めの時間を費やし、わたしたち(宿泊者)が必要な情報というより
お宿サイドが伝えたいと考えている情報を一方的に話される印象でした
お部屋についてから
「あのとき言っておいてくれたらよかったのに」
と思ったことがいくつかありました
夫のおやきはつぶあん
両おやきは紙袋をいただいて持ち帰りにしました
お宿までは地図を見ながら自分たちで(案内なし)歩いて向かいます
(車での送迎もあるようです)
レセプション&カフェ「おやきと、コーヒー」を出て
右にしばらく進みます
左折して湯坂通りへ
文字通り上り坂です
温泉旅館小柳之湯という古い看板が見えてきました
ここが松本本箱の入口なのですが
もう少し坂道を上がると・・・
小柳之湯(宿泊者専用浴場)
小柳之湯の右手にあるのが「小柳」
この小道を通って改めて松本本箱へ向かいます
松本本箱の入口
入口を入ると遊び心あるディスプレイ
エレベーターで5階へ

お部屋

松本本箱 露天風呂付きスタンダードツイン

52号室です
「52」の下にあるカメラに紙に印刷されたQRコードを
読み取らせてドアロックを解錠します
ドアを開けると左手はこんな感じ
クローゼットはなく作り付けのハンガーラック(衣類掛け)に
ハンガーが6本(うち2本は羽織がかかっていました)ありました
(ボトムス用クリップ付きハンガーはありませんでした)
右手はこんな感じ
ソファの奥に・・・
早速本がありました!
偶然にも所有している本が数冊あり
その他の本も趣味が合ったので
選者の方のそれぞれの本に対するコメントも
楽しく拝読し、また所有している本も
ところどころ懐かしく読み返しました
ミラーの右横にあるタオルウォーマーは
本当にタオルを乾かそうと思うと
バスタオル1枚ぐらいしかかけることができず
残念ながら実用的でなかったです
ミニバー
ネスプレッソのカプセルが3種類1つずつって
2名利用のお部屋では、あまりないですね
冷蔵庫内はコンプリメンタリー
ジュースって(大人に)それほど需要があるのでしょうか・・・
洗面台の下にバスローブとバスマット
バスローブにはベルトループがついていませんでした
洗面台の対面に・・・
シャワールーム
テラスのテーブルとチェア
テーブルの足のビスが抜けていました
露天風呂
正面少し向こうにマンションがあり
左手には別の宿泊施設があることから
お風呂からの眺めは「・・・」でした
ちなみに廊下には「お勝手バー」なる
コーナーがありました
ティーバッグ、キャラメル、クッキーなど
アイスキャンデーなど
ジュース類
冷蔵庫にあった水がなくなったら
ここで補充しなさいということのようでした
上から浴衣の帯、アメニティ類、浴衣

チェックポイント【お部屋】

  • 広さ:△;寝るには困りませんでしたが正直狭く感じました

  • 清潔さ:◯

  • 備品:△;ボトムス用クリップ付きハンガーがない(通常のハンガーも少ない)、ドリップバッグコーヒーはあるのにマドラーがない、タオルウォーマーが使いづらい場所に設置されていて実用性に欠ける、エアコンの調節がかなり難しいなど宿泊者目線に立っていないお宿である印象を受けました

  • アメニティ:△;プラスチックを含めたゴミの削減に努めているため歯ブラシ等は持って帰ってほしいとのことでしたが、宿泊者が思わず持って帰りたいと思うような工夫をするべきだと思いました(でなければ単なるゴミの押し付けです)

  • お風呂:△;温度、広さは良かったですが、眺望については残念でした
    (温泉分析書があるといいなと思いました)

  • レスト設備:◯;テラスのチェアに座ってレストしました


食事

夕食【1日目】

夕食は2部制(17時30分スタートか19時45分スタート)
この日は17時30分スタートを選択したのですが
特に説明なく17時15分に来るよう指示されました
17時19分着席
テーブルセッティング
よくある素材のみ記載されたメニューと
クリップボードに挟まれたドリンクメニュー
茶色い小箱が置かれていました
店内の様子
オープンキッチン
奥に薪火が燃え上がっています
しばし待った後、水を注ぎにきたスタッフへドリンクをオーダー
スタッフに促されテーブル上にあった小箱の
蓋を開けると・・・
左から
凍み豆腐 万願寺唐辛子味噌
信州サーモンの押し寿司
切り干し大根入りおやき
わたしはスパークリングワインをグラスでオーダー
安曇野ワイナリー シャルドネスパークリング
ブドウ品種:シャルドネ100%
多くの場合
ボトルとグラスを持ってきて
テーブルでワインを注ぎしばらく経ってから
ボトルを引き上げるというのが一連の流れだと
思うのですがこちらではあらかじめ
注いだものを持ってきて「トンッ」と
置くだけでした
これだとオーダーしたものと違うワインをサーブされても
気づくのが難しいなと思いました
夫はペアリングを選択
1杯目
信州発酵研究所 ハードサイダー 2023
上から時計回りに
ビーツ、甘長とうがらしに竹炭パン粉
ズッキーニの上にトマト、ほうずき
みょうがのピクルス、無花果の上に真田丸(鶏肉)のペースト
卵黄バルサミコ、人参のピューレ
点々と散らされたのはバーニャカウダソース
わたしの2杯目
Le Milieu Polaris Pinot Gris
ブドウ品種:Pinot Gris 100%
夫の2杯目
VOTANO WINE Chardonnay 2021
ブドウ品種:Chardonnay100%
「後でボトル持ってきます・・・」と言われましたが
持ってこられませんでした
夫の3杯目
Le Milieu
Cabernet Franc Cabernet Sauvignon 2022
ブドウ品種:Cabernet Franc、Cabernet Sauvignon
美ヶ原でとれた鹿
玉ねぎに漬け込んでから焼いたもの
夫の4杯目
AUTUMN GIN
野沢温泉蒸溜所
かぼちゃのスープ
夫の5杯目
SIGNATURE K CHARDONNAY 2022
ブドウ品種:Chardonnay100%
佐久鯉
白麹でマリネした後竜田揚げにしたもの
夫の6杯目
OBUSÉ WINERY
Sogga père  et fils Vin du Japon 2022
Merlot Clairet Fût de Chêne
Chabudai wine メルロ 樽熟成 2022
生産者の思いがぎっしり
わたしの3杯目
Le Milieu Polaris Syrah Barrel 2022
ブドウ品種:Syrah100%
安曇野放牧豚のロースト わさび添え
豚肉の下にはわさびの新芽
夫の7杯目
純米酒 山瑞 SANZUI
精米歩合65% アルコール分18度
善哉酒造株式会社
松川村でとれた
とうもろこしのおじや
夫の8杯目
高波Frozen
丸永酒造場
梨のコンポート
カスタード
酒粕を使ったジェラート
左上は
くろもじとレモングラスのハーブティー

夕食【2日目】

この日は19時45分スタート
カウンター席に案内されました
チェックイン時「2日目の夕食は17時30分スタート分が一杯で・・・」
と言われました
幸いわたしたちはスケジュール的に19時45分スタートが
希望でしたので事なきを得たのですが
そうじゃなかった場合は相当待ち時間が
長くて辛かっただろうなと思いました
前日のことからいろいろと学びまして
本日はボトルをオーダー
OBUSÉ WINERY
Sogga père  et fils VIOGNIER 2017
ブドウ品種:VIOGNIER100%
最後の1本だったということでラッキーでした!
コーンとズッキーニの生春巻き
上に昨日のメイン安曇野放牧豚の生ハムをのせて
豆乳のフラン モロヘイヤソース
信州サーモンのタルタル
黄桃と玉ねぎ
チャービルとディルをのせて
蕪の温かいスープ
原木しいたけと鹿のハツ
のどぐろのソテー
シェリー酒ソース
炒めたケール添え
信州アルプス牛(黒毛和種の父牛とホルスタイン種の母牛を
主に交配してできた交雑牛)の煮込み
グリルした人参、甘長とうがらし添え
牡丹海老のおじや
いんげん 花穂しそ
リコッタチーズケーキ
カスタードクリーム ブルーベリー
右上は
ヨーロッパゴールドのハーブティー

チェックポイント【夕食】

  • 食事の量:◯

  • 食事の質:△(1日目)〜◯(2日目);1日目はやはりコストを意識した食材という印象が否めませんでしたが、2日目は持ち直した感じでした

  • ドリンク:△(1日目)〜◯(2日目);1日目はグラスワインのサーブ方法について物足りなさ(と疑問)を感じたのとペアリングも種類は多いがマリアージュという意味では「?」でしたので△としました
    2日目は自分たちで選んだワインが当たりだったし自分たちのペースで飲むことができましたので◯としました

  • サービスの適時性:×(1日目)〜◯(2日目);1日目はとにかく「待たされるなぁ」というのが素直な気持ちでした
    オープンキッチン内のテーブル上にはほぼ仕上がっているのであろうお皿が多数並んでいるのですがなかなかサーブされない状況、あるいはカウンター席には速やかにサーブされている状況を目の当たりにしたため、なおのこと嫌な気持ちになりました
    2日目は連泊メニューを提供する宿泊者が他にいなかったからか、ほぼ良いタイミングで提供いただきました

  • 空間:×(1日目)〜◯(2日目);1日目は他に空いているテーブルはあるのにわざわざテーブルが密集しているところに案内された感じがあり、ざわざわと騒がしくまたなかなか料理がサーブされないことも相まって不快でした
    2日目は(おそらく効率的にサーブするため)カウンター席に案内されましたので特に気になることはありませんでした

  • 印象的だったこと:2日目の信州サーモンのタルタルと蕪の温かいスープは良かったと思います


朝食【1日目】

個室に案内いただきました
左から
人参の無添加ジュース、ヨーグルト、ブルーベリージャム
大久保醸造の味噌グラノーラ、メープルシロップ
クロワッサン、パンオショコラ
かぼちゃのスープ
大島農園の有機野菜のサラダ
コリンキーマリネ、紫キャベツ、大根ピクルス
グリル野菜(オクラ、カリフラワー)
フリッタータ、安曇野放牧豚の自家製ハム
わたしは松本十帖オリジナルブレンドコーヒー
夫は長野県天龍村の和紅茶

朝食【2日目】

上段左の木の器
右上から時計回りに
蓮根のきんぴら、長芋叩き茄子、鮎甘露煮、茄子の揚げ浸し
嶺岡豆腐、自家製の漬物、温泉卵サラダ
下段左から
ごはん、鶏団子、大久保醸造の味噌を使った味噌汁
ほうじ茶

チェックポイント【朝食】

  • 食事の量:◯

  • 食事の質:△(1日目)〜◯(2日目):1日目のスープが前日夕食と同じ種類(かぼちゃ)で残念に思われたことと、パンの質がアレでしたので△としました

  • ドリンク:△(1日目)〜◯(2日目):1日目のコーヒー、和紅茶はアレでした

  • サービスの適時性:◯;夕食よりはましな提供スピードでした

  • 空間:◯;1日目は個室に案内いただいたので静かでしたし、2日目はオープンな空間でしたが入店されるお客様が密集していなかったため特に気になることはありませんでした

  • 印象的だったこと:特になし


その他施設

Book store 松本本箱(宿泊者は24h OK)

早朝に見学しました
ゲートを入ると
右に細長い空間( 本の道)が広がっています
いわゆるT屋書店さんっぽい雰囲気でしょうか
まぁここは本を探すというよりも
その時の気分にあった本に出会う場なのだなぁと
感じました
ここからは靴を脱いであがります
テーマ別のコーナー
げんせん本箱
この中は・・・
こんな感じ
オトナ本箱
お宿が紹介される記事ではたいてい
ここの写真が使われていますね
こども本箱
大人も読みたくなる本がありました!
本棚で迷路を作っているのは
面白いと思いました
ボールプール
白いボールは思ったより硬かったです

総合評価

  • ハード:△;特に良さを感じることはありませんでした

  • ソフト:△;スタッフの方が総じて経験不足ではないかという印象を抱きました

  • うれしかったこと:特になし

  • アクセスしやすさ:△;今回は長野駅からレンタカーで伺いましたが、わざわざ大阪から片道3時間半以上かけて訪れるほどの魅力はないと感じました

  • 連泊の魅力:なんとも言えない;2日目の食事内容は1日目と比べて良かったとは思いますがそれを持って連泊を勧めることには直結しないなと思います

  • 再訪の希望:なし;帰宅してからお宿のHPを熟読しましたら非常に高尚な思いを持ってお宿を作られたのだということがわかりました
    しかし実際に訪れてみるとお宿がまだまだそれに追いついていない印象でした


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