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欧米の宗教と文化は全宇宙的なものにはなり難い

私が数学を踏み石にする、と言う意味について説明します。

数学と言うのは、欧米の宗教と文化の基盤をなす最も基本的な雛形です。数学に宗教?と思われる方は、数学が形成されてきた歴史をきちんと調べて頂ければ、わかります。私も自分できちんと調べてきました。文化のほうもすぐにはピンと来ないかもしれませんが、文化を「感性の変遷過程」と見做すと、概念や算術を作る元となるものはやはり感性ですから、そう難しくなくわかるのではないかと思います。

そして、岡潔が示したことを私なりに大胆に解釈すると、つまり「欧米の宗教と文化は全宇宙的なものにはなり難い」ということ、究極はこれに尽きるのではないか思います。岡潔は人生をかけて数学を通してこの事実を確立し、そして日本民族に全宇宙的なものを目指せと、その遺志を残してこの世を去り、将来の日本民族に希望を託したと私には思えます。そして、『全宇宙的なものを新しい世界観として確立すること』を日本民族の使命と役割であると掲げ、人類を滅亡から救ってほしいと晩年の岡潔は絶叫し続けた。私はそんな岡潔の絶叫に感化されて探究をしてきた者であり、数学もやってきました。

なぜ数学をやったのか、それは岡潔が示した「欧米の宗教と文化は全宇宙的なものにはなり難い」という命題を私自身も確かめる(証明=共感)ためであり、最終的には数学の歴史を詳細に調べる作業を通して、私なりの確信に到達しました。これが、数学を踏み石にする、という意味です。

ここで略画した内容については、より詳しく説明を加えていく予定ですが、大枠をざっと要約すると、以上のようなことになります。

よって、私は本質的には数学から離れて(守破離の”離”に相当します)次なる探究に向かっています。すなわち、全宇宙的な世界観の確立に向けて、これから全力を尽くすつもりです。

私は守破離の”破”の時期に、数学を拒絶し身を引いていましたが、再び数学へ真正面から向き合い、再び岡潔を読み、数学の歴史を詳しく調べ、そして数学を踏み石として次なる段階を見出すに至りました。これが私の正直な現在地点の報告になります。

既に私の意思は次なる探究へ動いています。と同時に、数学についても多くの人は以上の説明を聞いても(私の20代前半のエッセンスをギュッと凝縮したものなので)たくさんの「???」があたまに浮かんでいることは承知しておりますので、少しづつ説明もしていきたいと思います。

20代後半より開始したばかりの次なる探究、その鍵を握るのは、私の活動の中心となっている、魂振り(たまふり)です。現在は、一つひとつのセッションに真剣に向き合い、経験を積んでおります。いづれは経験を整理精査してゆき全宇宙的なものを創造する方向へ向かってゆきますが、それはまた先のことになるでしょう。只、ヒントとなりそうな哲学の探究も始めました。

将来、これら全ての経験と探究を総動員して、私の全てを懸けて、全宇宙的な世界観を構築して参ります。

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