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近況報告2024.7.10

最近ご無沙汰だった近況報告を少しばかり。
この頃、取り組んでいることは二つあります。

一つは、岡潔の数学論文集を解読するべく、基本的な多変数関数論の勉強をとにかくコツコツ日々やっていること。および、関連する岡潔の数学観や数学思想について、歴史的な経緯も含めて詳細に調べること。岡潔の数学はやはり、現代数学とは根本的に異質な唯一無二の世界です。岡潔が古来から日本民族に固有の美しい情緒を数学という形式に表現すると言うとき、その素となる情緒という言葉が指し示すものが何なのか。それは、学問の枠組みを超えて、文化というものが成立するために必要不可欠な、文化の礎とも言えるものです。そうした大切な言葉である情緒を本当に体得するためには、岡潔の数学論文集を解読することが必要不可欠であることもまた、今となっては明らかな事実です(この認識にハッキリと到るまでが苦労しました)。そうして、情緒をこの身に体得すると共に、多変数関数論の未踏破なる高峰(岡潔の晩年の夢)へと挑戦することもまた、大きな目標とするところです。志は高く持って、コツコツと地道に歩みを進めているところです。

もう一つは、魂振りが変容中であり、新しく湧いて来ている感覚を友人の助けを借りて実験したり、確認したりしていること。そして、その言葉にすることが極めて難しい感覚をなんとか少しは表現できないかと模索を続けていること。これまではセッションを宇宙施術という名称を掲げてやっていましたが、7月より表現を変更する決意をし、魂振り(たまふり)としっかり打ち出すことにしました。徐々にその傾向はあったのですが、正式な変更と決意をしましたので、この場で宣言をさせていただきます。施術という言葉と明確に切り離すことになりますので、それに伴って魂振りについて多少とも説明をしていく必要が生じ、これにいま取り組んでいます。新しい感覚を試したり、表現を模索したりすることは、楽しい悩みが盛り沢山で、日々は充実しているように感じています。

ぼくにいま、響いている言葉は、

『まっさらな心に、まっさらな氣が立つ。』

というフレーズ。

まっさらな氣。一切の濁りを除いた、中庸なる氣。それが立つということ。びっしりと、まっさらな心に満ち満ちている状態。ぼくが目指しているのは、そこへ一人一人をもっていくこと。ご縁ある方々へ、きちんと届けること。

そのために、ぼくは己のいのちを燃やす。力の限り、己の全てを懸ける位の覚悟で、魂振りを行う。それを文字通り、一生懸命と言う。要するに、覚悟を決めること、そこから全ては始まる。覚悟さえ決めてしまえば、試行錯誤の悩みはあっても、迷うことはなくなる。道は定まった。あとは、やれることをやっていくだけ。人事を尽くして天命を待つとも言う。力の限りを尽くして、それでも伝わらないこと、報われないことも、きっとこの先たくさんあるだろう。それでも、謙虚に淡々と続けること。己にやれるだけのことはやって、天命を待つところは素直に委ねること。そういう態度は常に忘れず、やっていきたいと思う。

以上、岡潔の数学・多変数関数論の探究と、魂振りの実践を両輪でやっていきます。今後とも温かく見守ってくださると幸いです。

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