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身体に合わせた住環境整備、そのための理論

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身体に合わせた住環境整備を考えるための理論について ケアマネさんやリフォーム関係、リハ職の皆さんにも
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#車いす

二本の脚に矢印を重ねて  〜支持基底面と重心位置のはなし ①

介護福祉士養成校の授業で、この話だけはキチンとしなければ、といつも考えている内容が、これ…

車いすと歩行器の境界線 ~福祉用具の隠し技④

介護保険の仕組み上、福祉用具の貸与品にいろいろな制約があることは以前に書いた。 でも、ど…

寂しいシンクロニシティ 〜推しシャワーキャリー話の顛末

半世紀とすこしも生きていれば、大なり小なり、シンクロニシティと呼ばれるものを体験すること…

アンチユニバーサルな介護保険 〜万能ワークチェアに見るその矛盾(前編)

お金を取る事には八方手を尽くすが、払いは渋いのが行政の常である。 だが、公が推している理…

イノベーション殺しの介護保険 〜万能ワークチェアに見るその矛盾(後編)

、 ここまでユニバーサルデザインの申し子のような、推しの椅子の話を書いてきた。 だが、こ…

車いすのドメスティック進化 〜6輪車いすの話

かつて自分がいた大学に、車いすの動線やら空間やら何やらを研究テーマにしている先生がいらっ…

車いすユーザーは四人神輿の夢を見たか? 〜車いすトラブルの背景考察 ①

車いすユーザーの、わがままに見える行動が時折ニュースになり、そのコメント欄等はしばしば炎上する。もはや風物詩かと思うくらいである。 自分がリアルタイムで覚えている最も昔のケースは、「五体不満足」著者の乙武さんが2階にあるレストランに入るときに持ち上げが必要になった件だが、それ以降も一向にお互いの理解が進まず、むしろ対立が深くなっているようにも思える。 そして、双方がそこから歩み寄るために、自分が考えているようなことを論点にする人がなぜか少ないようにも見えて、とてももどかし

バスの中心で闘いを叫んだのけもの 〜車いすトラブルの背景考察 ②

①からの続きである。 車いすユーザー向けの補助線は引けた、では翻ってそれを受け止めている…

たったひとつではない冴えたやりかた 〜車いすトラブルの背景考察 ③

①②からの続き。ではどうすりゃいいのさ編。 知識は荷物になりません、あなたのための懐刀!…