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コーチング

ジュニアエキスパート合格しました!

ジュニアエキスパートライセンスは、ジュニア期のバスケットボール環境をより質の高いものにしていくために制定されたライセンスです。

一人一人の可能性を広げ、夢ある未来あるプレーヤーを育成したい!

そんな風に考えた結果、トップチームよりも伸び代の大きな育成年代のコーチをしたいと思って今に至ります。
しかし、実際に毎日ユースやアカデミーでコーチをするようになってそんなことはおこがましいことだと感じるようになりました。

子どもたちは生まれながらに素晴らしい可能性や向上心を持っている。
様々な場面で大人たちがその芽を摘んでいる。
別に意地悪な訳ではなく、無自覚に、時には良かれと思って転ばぬ先の杖を用意する。
そのことが子どもたちが自分で考えて行動し、時には失敗しながら学んで成長していく機会を奪っている。
自分自身も幾度となくそんなコーチングをしてしまったと深く反省しています。

子どもたちに対して優しいから怒らないと言われたことが何度もあります。
怒られるのが怖いから行動を変えるような人間を育てたいとは思いません。
怒られないからとった行動が結果的に自分に不利益となるならその責任は自分で取る必要がある。
それを学びとして自分自身を変えることができればその子は怒られなくても自ら成長していくことができる。
すべて自己責任として受け止めるようにアプローチすることは優しいどころかとても厳しいことだと思っています。

しかし、幼児であっても基準さえあれば自分で考えて判断して行動できる。
講習会の最中に何度も繰り返された話です。

時間はかかるかもしれません。
でも結果的には自律して自分で自分を導くことができる人間が増えることが世の中のためになると思います。

先日合格したJSPOのコーチデベロッパーもJBAのジュニアエキスパートも自分の学びと成長のために受けた講習会です。
何のために学ぶのか。

世の中に貢献できる人間として生きていきたいから。

学んだことを人に伝えることで更に世の中に貢献できる人を増やすきっかけとなれば世界の平和に繋がると信じています。
自分一人ができることは限られているかもしれない。
でも仲間が増えれば、その輪が広がっていけば可能性は無限大。

今思うのは未来ある子どもたちの邪魔をしないこと。

自分の価値観、思い込みの枠に子どもたちを閉じ込めることなく、自由な発想で成長していくように関わっていきたい。

怪我した人は早く治してくれる人を良い医者だと感じるでしょう。
でもトレーニングやセルフケアすることで医者いらずとなるように伝えてくれた人がいればその方がより価値のあることだと思います。

コーチのお陰で成長できたと言われるよりも自分がいなくても成長していくことができる人たちが増えるようにしていきたい。

自分がいないとダメだと言われることは嬉しいことかもしれないけれど、依存関係はどちらのためにもならない。

コーチとプレーヤー、親と子、様々な関係性の中で頼ってはいないけれど信頼していることができるように。

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