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高畑勲と作曲家〜「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」を見て

宇野常寛さんが主宰する PLANETS CLUBの「高畑勲展を見に行く会」で "高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの" を見て


高畑勲って音符を読めてクラシックに詳しかったんですね。

そして、監督をしたアニメ「赤毛のアン」op.の三善晃 作曲にも繋がる。

高畑勲展で想定外にたくさんの譜面を見ました。

音楽のセンスは高畑勲と宮崎駿はとても対照的。

「インテリ」と「世俗」

石岡良治さんに突っ込まれた気がしたので。インテリって日本語はインテリゲンチャの略語のように見えるけどロシア語の政治的・社会的責任を自覚した知識人と、そうでない(インテリゲンチャ風の自称インテリ)両方の意味がある。世俗の意味は、わかりやすさ、ベタ、多くの人は音楽に喜怒哀楽の感情表現を求め、深く知りたいという興味があまりない。海外版DVDで音楽を差し替えられる、という意味も含む。



赤毛のアンのop.は至高。(1音でもずれれば、聴きにくい小難しい音楽になるようなギリギリのハーモニーとリズムの処理が聴き取れる。)



作曲家 間宮芳生さんにも音楽を頼んでいる。


ソビエト(労働者・農民・兵士の評議会やソビエト連邦のこと)のアニメみたいですが、民謡風の音楽が聴き取れます。

太陽の王子 ホルスの大冒険 

この音楽を担当したのが間宮芳生さんで、
音楽の勉強してると何をルーツとしてるかわかるから面白いけど。確かに難しいな。高畑勲展で見た譜面は教会旋法のドリアでピカルディ終止だった。


皆、昔の芸大作曲科の先生。

僕の受験時の師匠が「三善は案外勉強している」、「間宮や先生連中と一緒にポピュラーのコンペに出したら見事に全員落ちて、ゲラゲラ笑った。」と言っていたことを、ふと思い出す。お盆が近いからかな。


この記事はTwitter https://twitter.com/jp_tutti によるつぶやきを時系列順に並べ補筆編集したものです。

トップ画は【劇場版】赤毛のアン~グリーンゲーブルズへの道~ 予告映像よりです。「これからの時代を生きるためのキーワード」


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