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脳内メモ32「青い肌の少年の独白」

いつかの脳内メモ: 『真・女神転生IV Final』 における 唯一神による支配 = 現実における 既得権、慣習、因習への追従 「創作物においての無意識の投影」

この物語は
≪虚構≫ fictionだ
登場する人物・団体・名称等は架空であり
実在のものとは関係がない


はじめまして フリン
ボクは多神連合が一柱 クリシュナ

ボクら多神連合はこの世界を
≪救済≫ するために集った同志だ

出典『女神転生IV Final』 多神連合 登場シーンより
 

── 「青い肌の少年」が壁に向かって、つぶやいている。

( くりちゃんが壁に向かって ぶつぶつ言ってるにゃ…

"フリン"って誰にゃ? )

(壁の方に向かって、何かつぶやいているね… 黒猫、詳しく聴いてみよう)

ボクは ルシファーやメルカバーとは違う
ボクら多神連合は 彼らとは相容あいいれない

この世界は唯一神を名乗ってはばからない
≪創造主≫ によって支配されている

奴はボクらを異神とそしるばかりか
人間を肉に封じ そらで囲い 言葉で縛った

出典『女神転生IV Final』多神連合 登場シーン
「クリシュナ」台詞より

*****「創造主は我らやけいらの在り様を
自分に都合の良いようじ曲げているのだ」

出典『女神転生IV Final』多神連合 登場シーン
「オーディン」台詞より
( 一人二役してるにゃ )

そんな勝手 許せないだろう?
だからボクらは 奴を倒そうと考えている

フリン⋯キミにはその協力をしてほしい
ボクらの ≪救世主カルキ≫ になってくれないか?

人々を ≪救済≫ するために
ボクと共に来てくれ

出典『女神転生IV Final』多神連合 登場シーン
「クリシュナ」台詞より
"ごはん" くれるのかにゃ? 

そうじゃないなら お断りですにゃ

*****「断った場合は仕方ない⋯
力尽くでいかせてもらう」

出典『女神転生IV Final』多神連合 登場シーン
「オーディン」台詞より
やめろにゃ〜 

「黒猫」が「くりちゃん」に捕まった。前足と後ろ足をバタバタさせている。 猫が全身で嫌がっていることを表現する「全身やめろにゃ〜」のポーズだ。

── と思ったらすぐに解放された。


も〜 おちつくために "けづくろいタイム" ですにゃ

フッ 嫌われたものだね⋯
だが 彼なら受け入れてくれるだろう

フリン⋯彼は ****の犠牲者だ
奴の一人芝居に巻き込まれた 哀れな魂⋯

彼の苦しみは ボクの愛に応じ
≪神殺し≫ となることを受け入れるだろう

出典『女神転生IV Final』宇宙の卵 内部 フリンとの合一シーン
「クリシュナ」台詞より

(ん…?)


"ブッタちゃ〜ん" くりちゃん どうしたのかにゃ〜? 

様子がおかしいにゃ?

<── 少年期には…>
<必ず通らなければならない,儀式があるのです…>
黒の組織の者になったつもりでしょう…>

<時が来れば元に戻るものです…>

そっか〜 "ブッタちゃん""ものしり" だにゃん

来たか⋯

せっかく肉の檻から解放した魂たちを
また檻の中へ戻してしまうとは⋯
お陰で 間もなく満月だというのに
これでは宇宙の卵が ≪孵化ふか≫ できないよ
だが ボクは ≪救済≫ を諦めたりしない
満月は何度でも巡る

人間は輪廻し 何度でも現世に転生する
これは覆せぬ大いなることわりによるもの⋯
だが 現世を地獄にしているのは
契約の神 ****に他ならない

奴は 自ら創った今の宇宙を
人間の苦行の場としたんだ
苦行を乗り越えた者だけを救うとのたま
人間に依存と服従を強いている

そのために奴はルシファーを造り
人間を惑わせ 迷わせた
ただ秩序にかしずくだけでは迷いがない
ただ混沌に身を任すだけでは苦しめない

天使という秩序と悪魔という混沌があり
対となることで初めて人は惑い迷う
人は ****との契約に縛られ
依存し 服従し 屈辱と受難に耐え続けた

だが そんなものは
ただの虚栄に過ぎない
キミたちは愛のない苦行を強いられている⋯
それはあまりに哀れだ

だからボクは キミたち人間を
≪救済≫ しようとしている
ボクの救済こそが
最も愛に満ちているのだ⋯

出典『女神転生IV Final』宇宙の卵 内部
「クリシュナ」台詞より
にゃんだか "めんどくさい" にゃ〜 

人が救われるためには必要なことだ
集めた魂はボクと合一することで
転生の輪から脱することができる

出典『女神転生IV Final』宇宙の卵 内部
「クリシュナ」台詞より
くりちゃんと "合一"したら "ごはん食べれなく" なりますにゃ


<慈愛を持って優しく見守ってあげましょう,私たちの仲間です…>

そうするにゃ


(くりちゃん、中二病扱いされているけど、いいの?)


中二病
読み方:ちゅうにびょう
中二病(厨二病)とは、思春期の格好つけたい年頃の少年少女にありがちな、空想や自己愛や全能感が生み出す、奇矯で珍妙な言動や嗜好しこうのこと。揶揄やゆまたは自虐の意味を込めて用いられるスラング。

出典 新語時事用語辞典


(誰かの心の中で共同生活を送っている愉快な仲間たち)


ごはん食べれる というのが,重要なキーワードでしょう…>

(だね… )


≪ 大いなるひとつ ≫ となることで
人は救われるんだ⋯

出典『女神転生IV Final』宇宙の卵 内部
「クリシュナ」台詞より

第7話

Top画像は「女神転生IV Final」の魔神クリシュナ 

『真・女神転生』シリーズ公式 Twitterより。


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