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起業から8年、ライトイールドの試行錯誤の記録

ライトイールドを立ち上げてから8年が経過しました。この間、さまざまな事業に取り組んできましたので、ここで一度振り返ってみたいと思います。それでは、始めましょう。


1. システムエンジニアリングサービス(SES)

最初に手がけたのは、システムエンジニアリングサービス(SES)です。この事業は現在も続いており、ライトイールドの中核を担っています。

主に私の業務ですが、後述するように相方も参加しています。最近では、中間事業者の廃業に伴い、個人事業主との仲介にも関わっています。再委託は「中抜き」として個人的に好ましくないと考えていますが、個人事業主からの要望もあり、引き受けています。同じ現場でサポートを行っていますので、付加価値はそれなりに提供できていると思います。

私が請け負うSES業務では、プログラミングや設計、スクラムマスター的な役割を経て、現在はPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)を担当しています。現場では自由に動ける環境があり、序盤は火消し役として奔走しましたが、現在は落ち着いた状況です。

2. クラウドソーシングによるアプリケーション受託開発

ライトイールド立ち上げ時に並行して始めたのが、クラウドソーシングを通じたアプリケーションの受託開発です。この事業は主に相方が担当していましたが、収益性が十分でなかったため、最終的に相方にもSESを担当してもらうことになりました。私自身、経営センスの不足を痛感した瞬間でもあります。この事業は相方の退職に伴い終了しました。

3. ロゴコンペをターゲットにしたデザイン制作事業「YIELDs」

相方が退職した後、ロゴコンペをターゲットにしたデザイン制作事業「YIELDs」を立ち上げました。デザイナーチーム「YIELDs」を結成し、クラウドソーシングのコンペ案件に提案するという形です。

YIELDsには約6名のデザイナーが在籍しており、クラウドソーシングを通じて集めました。背景には、「コンペで提案しても対価を得られない」という不公平感を解消したいという思いがありました。

具体的には、コンペ案件が決まると、デザイナーに5000円でロゴ制作を依頼し、そのロゴをYIELDsとして提案します。デザイナーには最低5000円を支払い、コンペに当選した場合は賞金の一部をシェアする仕組みです。制作されたロゴの著作権はYIELDsに帰属し、落選した場合でも他の機会で再利用する狙いがありました。

事業は約1年続きましたが、コンペで勝つのは難しく、惜しいところまでいっても勝率は低かったです。また、クライアント名が含まれるロゴは無加工での再利用が難しく、二次利用は断念しました。

結果的に赤字を解消できなかったため、ロゴの著作権はすべてデザイナーに返却し、YIELDsは解散しました。ただし、デザイナーとの貴重なコネクションを築けたことは成果です。

4. WBS作成補助事業

YIELDsと並行して、WBS(ワークブレイクダウンストラクチャー)作成補助事業も始めました。この事業はnoteを通じて顧客を獲得し、数名のお客様をサポートしましたが、十分な価値を提供できず、事業としては大きく発展しませんでした。

5. キャンプ用品ガレージブランド「99highground」

最後に立ち上げたのが、キャンプ用品のガレージブランド「99highground」です。コロナ禍でキャンプに夢中になった私は、自分で商品の企画から販売まで手がけたいと思い、この事業を始めました。

資材業者や加工業者を探し、理想のアイテムを形にしていきました。販売はECサイトを通じて行い、Instagramで広告を展開し、インフルエンサーにも協力を依頼しました。

また、国内のみならず海外への販売にも挑戦しています。売上は大きくありませんが、この事業を通じて多くの方々と貴重なコネクションを築くことができました。初めての海外発送も良い経験となりました。


以上が、これまでのライトイールドの事業の振り返りです。現在も続いているのはSESと99highgroundだけですが、SESの仕事は好きなので、今後もさまざまなプロジェクトに参加して楽しみたいと思います。ただし、年齢的な制約もあり、自由に動ける機会は減るかもしれません。この先の展開が楽しみでもあり、不安でもあります。

今回はここまでです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。関連リンクもご覧いただけると嬉しいです。

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