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舞台『刀剣乱舞』心伝 つけたり奇譚の走馬灯 の感想をつらつらと。

刀ステ感想:一言でいうと腰が抜けたし魂が抜けた。

やっと刀ステを見に行けたので感想を羅列する。
思いついたことを書くので内容が前後する可能性があることをご容赦ください。記憶が脚色されている可能性もありぬけている個所もあり。
後加州ちゃん推しなので視線をほぼ加州ちゃんにむけていました。すみません。


以下ネタバレ諸々感想↓
今回休憩がない公演だったのであれ?と思ったけれど走馬灯を巡る物語で、かつ新撰組の刹那さを体現するとしたら休憩を入れるとちょっと話の腰が折れる感じだったのかなと思う。
あと360度クルクルまわってたのは大坂冬の陣を思い出す構成でした。360度クルクルまわるのあれほんと大変だなと思います。(回す人然り演者然り)
殺陣の最中に出てくる音楽然り映像の感じ然り。あれ大坂冬の陣で使っていたステージでやってたらまた迫力違うだろうなぁと思いました。

見終わった後の感想としてはこれは愛の物語だと思いました。
色んな愛の物語があるとしたらこれは親愛に近いのかもしれない。
近藤勇という武士になりたかった男が終ぞ武士として終われない歴史。
それを知った山南さんが時間差行軍に吹き込まれた未来を嘆いて始まった改変。それを継いだ沖田君がその夢をかなえるためにこの時間改変を行う。
(しかし誰が山南さんに歴史を吹き込んだんですかねぇ)
…何というかこれって沖田君たちからしたら愛の話ではあるんですが藤堂平助とかからしたらどんな気持ちだったんだろうかとか。
あの時仲間を見捨てて死ねるかといって死んだのに時間差行軍にとりつかれて生き長らえざるを得ないというのは。
斎藤さんたちは夢とわかっていてもそれに付き添っていたのはきっと山南さんと沖田君の夢を叶えたいという気持ちがあったからで。でもそうでない人は?
沖田君の夢"楽しかったあの頃"を再現するためだけの駒であったら、地獄なのでは?
夢とか愛とかは狂信的なところがあって同好の士から見たらそれはきっと素晴らしいものだけれど、そうでなかった側からみたら夢と愛を叶えるために生み出された犠牲者なわけで。
まぁこんなこと考えても悲伝で小烏丸様が言っていた「すべてのことに意味はない」を思い出しつつ夢と愛の残酷さを考えるのでした。

近藤勇めっちゃカリスマやんって思いました。カリスマEXか?。
試衛館のメンバーと夢を追いかけようとしたときの走馬灯が現れたのはあれが近藤さんの夢の始まりだったからなのかなぁと。
空は青くて果てがない的なことを言っていたと思うんですがそれ大坂冬の陣…!蒼空の兵…!って呻きました。

沖田君の声はどことなく人外感がありましたよね。最初の山南さんとのシーンでは割と子供っぽい抑揚のある声だったのに清光と安定と殺陣をするまでは一定の傍観者というか。人外感のある感じで声に抑揚がそこまでない感じを受けました。
だからこそ近藤さんの最後の走馬灯に出てくる試衛館メンバー勢ぞろいの時の沖田君の声が人の声に聞こえてしまう罠。
あと清光と安定と刀で語り合うって時、近藤さんの狗にも慣れる的なことを走馬灯で言ってたので沖田君的には自分は近藤さんの夢をかなえるモノと自分を認識していたのかもなぁとも思います。だからこそ清光と安定とは刀で語り合うことしかできない。
目元のメイクあれ歌舞伎とか何か意味あるやつなんですかねあれ。
後扇の使い方当たり前ですけどうまいですね!?すげぇ。でもあの扇を使うのは一文字からきているのかな、とも思うと一文字と一度も対峙していない沖田君が扇を使うのは…。

加州清光は考え続ける
KAWAII、SUKI。ほんとに可愛い。爪を頻繁にチェックしているのも愛されるために可愛くあるためにかけていたら嫌だからって理由かもしれないけれどとにかく可愛い。
加州清光ってこう「愛されたい」から身なりとかとてもちゃんとしてると思うんですよ。極
あの極じゃないときの感じの愛されたい!でも愛し方はよくわかんないみたいな感じの凸凹さ。愛されたい!っていう願望。すごいなと思うのが自信のなさみたいなのを感じるんですよ加州から。ほんとに愛されているのかなぁ的な。爪のチェックを入念に細かにしているところもあるんですが態度でわかる感じ。すごい。最後の番傘の時にウィンクしたりしてて心臓止まるかと思いました。あとよく飛ぶ。
照明がすごい暑いんでしょうな、汗がすごかったです。いやほんとにお疲れ様。

安定はよく泣く
加州清光は客席に対してあまり泣き顔は見せない印象でした。何というかこう、泣いてるんだろうけれど客席には見せない。背中で泣いて客席側には泣き笑いをして的な。
その分安定の感情表現はとても素直な感じ。喜びも悲しみもたくさん泣くし表情が豊か。(殺陣の時は物騒)
沖田君を見る時の安定は本当にそこにいるの?みたいな感じで可愛い。扇子での演技もそうですけど安定、殺陣で飛ぶんだよなぁ。加州ちゃんのネイルにハイハイって軽くあしらう感じもよかったです。慣れてる感じ。あと孫さんと仲良くていいですね。よくハートあれすぐに作れたね?

長曾根さんは贋作
近藤さんとの最後の殺陣の時に贋作だと言い切れなかった長曾根さんの気持ちは一体どんなものか(別の時は言っていたのに)
最後だとわかっていたから否定も肯定もしなかっただけなのかもですが。優しさなのか弱さなのか。
筋肉がとてもよかったです。中傷姿をみてぴえんとなったのは私だけではないはずだきっと。


国広と兼さんは思い留まる
彼らは生きた先の主がどういう未来を迎えるかを知っているからこそここで言えば主は死なないかもしれないと思う。
それを否定する兼さんがとてもつらい。というか兼さんずっと虚勢はってた感じもするし。そりゃ主を死なせたくないよね。
対峙して自分たちのことを「いい刀だ」ってほめてくれたとがが救いだった気もします。
陸奥守が為したことを目の前で見ているからこそ俺たちも。という気持ちがあった気がします。過去作のことをちゃんと持ってくるの良い。

孫六は考える
すみません私ゲームで孫六さんの回収ほとんど進んでないんですけど、孫六さんの切りかかるときににやぁっとしたりするのあれ好きです。
芝居がかった演技もけむに巻く感じもこう兄貴って感じ。
監査官との会話が楽しそうで何より。私も楽しいよ孫六さん。お茶目な感じだったりもとても好き。

監査官は傍観したい
強キャラ感。殺陣の時の強キャラ感。あとあのひょうひょうとした感じ。御前…!
孫六とのお互いとの会話を楽しんでいる感じもとても好きですし加州ちゃんへの接し方も好きです。
後最後の安定とのやり取りがあって嬉しかったなと思いました。今回加州ちゃん極の姿での出陣はなかったのでやり取りはなかったんですけどこう。

これは友達が言っていてなるほどって思ったんですけど実際に使われていなかったからこそ沖田君と一文字は相まみえることがないんですよね。それはとても悲しいことなのではないかと…。そりゃ少し泣くよなと…。

と長々書いてますがカテコ後の加州ちゃん、ハート作ったりウィンクしたり。ネイルのチェックをしてウィンクしながらこっちにネイル見せてくれるの神では??って思いました。

あとEDの時結構みんな軽やかに番傘回しててスゲーって見てました。

千秋楽まで無事に駆け抜けられますように。

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