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#008 信念は情動記憶から成り立つ

みなさん、こんにちは。ピアノパパのゆぅちゃです。突然ですが、みなさんは、考え方が柔軟なタイプですか?それともこだわりが強いタイプですか?

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今回の記事は次のような方に是非読んで欲しい ♪
☑ 過去のトラウマに悩まれている方
☑ 自分の価値観が時々分からなくなる方
☑ 何度変わろうとしても諦めてしまう方

信念が変わるきっかけ

僕は大学生の頃からワークショップのファシリテーター(話題の促進役)をする機会に恵まれ、様々な考えの参加者の合意形成に立ち会う経験を重ねてきました。ですのでずっと「自分は柔軟な考えの持ち主だ」と信じていて、就職活動の履歴書にも自己PRで柔軟性をアピールしたことがあります。

しかしその後、転機が訪れます。ある大企業に転職した時の事、プロジェクトを進めるうえで何だか周りとかみ合わないことに気付きます。柔軟に対応しているつもりでも、周りから見るといつも何かに固執しているようで計画通りに進んでいないことが多々あり悩んでいました。そして妻のススメでクリニックを受診することになりました。するとADHDという生まれつきの発達障害を持っていたことが判りました。ADHDは自分の好きなことに対して興味を人一倍示し過度に集中するなどの傾向があります。その結果、僕は「自分はこだわりが強い持ち主だ」と思うようになり、以前に思っていた柔軟性ではなく、こだわりを活かした仕事を創っていきたいと思うようになりました。

先ほどの僕の事例からもお分かりの通り、人間は自分が大切にしてきた信念や価値観も、ある出来事がきっかけとなり変わることがあります。ここでいう信念と価値観は、物事を評価・判断する時の基準という意味でほぼ同義語だと思って下さい(以降は信念という言葉でまとめていきますね)。

信念とは、「私はこういう人間だ」、「私の周囲はこうなっている」、「世界とはこういうものだ」、といった個人個人が信じる「人間のあるべき姿」「社会のあるべき姿」を示すものとして使われています。信念という日本語は「強い思い込み」のようなニュアンスがありますが、ここでは「自己評価」くらいの軽い意味合いも含みます

では信念とは一体どこからくるものなのでしょうか?

情動記憶

ズバリ、信念は情動記憶から成り立っています
情動記憶とは、強い感情を伴った出来事の記憶のことです。

前回の記事では、信念は他者から受け入れた「言葉」によってつくられていると言いましたが、「言葉と情動」は深く紐づいています。また「情動と信念」も深く紐づいています。信念は情動が蓄積し、脳の無意識に埋め込まれていくことで知らず知らずのうちに作られています。

僕の事例では、ワークショップをしていた大学生の頃、周りから「柔軟に人の話をまとめていける人だね」ときっと「言葉」をかけてもらっていたのでしょう。その言葉を素直に受け入れると共に、褒められたことが嬉しかった、ワークショップが楽しかったという「情動」と結びついて、「自分は柔軟だ」という「信念」が芽生えたのだと思います。

一方、ADHDの診断を受けた以降は、ADHDの特性である「強いこだわり」という「言葉」を先生から解説されたり自分で調べたり、確かにこだわりが強い側面があったなと過去を回顧するうちに、その心当たりある過去の「情動」と照合し、こだわりが強いという「信念」を受け入れたのです。

情動記憶は信念を創る

こういう例え話は、みなさんにも心当たりがあるでしょう。例えば子供の頃に怒られたとします。怒られた時に周りから受け入れた「言葉」は、当時の出来事をイメージし、「恥ずかしい、情けない」などという「情動」とセットでデータに残ります。これが情動記憶というものです。

逆に、ポジティブな例を挙げるとコンクールで賞を取って先生や周りのみんなに褒められて「誇らしかった」という経験があれば、誇らしいという「情動」が蓄積し、「自分は出来るんだ」という「信念」を形成したりします。

このような数えきれない情動記憶の積み重ねであなたの「信念」は作られます。

信念は情動記憶から成り立っています。
情動記憶は、信念を創ります
本日はここをまず押さえておいてください。

本日の内容の音声配信版は、下記からどうぞ ♪

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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