NovelAIとVRoidで漫画が描きたい①

【環境】

・Vroid　ー　元のキャラクター作成・ポージング・構図
・NovelAI　ー　イラスト化
・clip studio　ー　作成したイラストの配置、コマ割り、小道具の追加etc…

【やったこと】

まずVroidで作成していたオリジナルキャラクターの構図を決めてポーズをとらせてスクショ。それが以下。

良いドヤ顔である。

なるべくノイズを減らすようにシャツ＋リボンというシンプルな服装に。
さらに手は破綻することが多いので省略してバストアップに。
画像をNovelAIに読み込ませ、プロンプトは
thick outline, black outline,masterpiece,best quality,short hair,red eyes

thick outlineとblack outlineは絵柄の指定。
masterpiece,best qualityはクオリティの担保。
short hair,red eyesはキャラクターの特徴の補強。

そしてstrength（値が小さいほど元画像を参考にする）とnoize（値が大きいほど他の要素が加わる？）を調整して試行回数を重ねて完成したのが下記の画像

おぉえーやん

このイラストで吐き出されたシード値が「880829284」
これが絵柄の固定するために重要になるらしい。

プロンプト、ストレングス、ノイズ、シード値を変えず
元にする画像を変えてみる。これで同じ絵柄であれば成功。
つまり「AIで漫画が描ける」という目標に大きく近づく。

ちょっと反転させてリボンを赤にした。さらに少しだけ表情を変える。
そして作成されたのが以下のイラスト

誰？

いや、完全に別物というわけではないのだが、目が大きくデフォルメされてるし髪型がちょっと違う。
逆に言えばそこが違うだけなのだが…大分印象が変わる。

さらにもう一回別の画像でも試してみる

やっぱり別人。服の破綻は置いといて、
おそらく少し複雑な髪型をしているのも影響していそうだ。

また、これは予測だが「塗り方」そのものが大きくかけ離れているわけではない。

眼を大きく特徴づける表情を指定してみたらどうだろうか？
プロンプトにcontemptuous,disdain（困り顔）を追加

おお！

少しだけ統一感が生まれてきたように見える。
つまりキャラクターを特徴づけるプロンプトを増やせばより同一のキャラクターに近づいていくという予測が立てられた。

また、これは余談だが元にする画像のアウトラインがない場合にもイラスト生成を行った。

すると、他は何も変えていないにも関わらず水彩画っぽい画調になった。
元にした画像の特徴もある程度は画風にかかわってくるということだろう。

さて、それでは全く別のキャラクターの場合はどうだろう。

手の破綻は置いとくとして、少しでも特徴を寄せるためにモノクロにし調整を施してこれを先ほどの褐色少女と並べてみる

かなりっぽいぞ！！！！！！！

同一の作者の絵柄ですって言っても通じるレベルではある！
ということで、この方向性でさらに研究を進めていく。

次の課題

・別の構図でも同一人物をある程度似せるようにする。
・AIが苦手としている手の問題