逆噴射ライナーノーツ2019またの名を推しごと
逆噴射小説大賞2019、お疲れ様でした。私は多忙などもあって偉大なる応募作品も数えるほどしか拾えていない状態ですが、かろうじて1作品のみ応募できました。
タイトルの【A NARROW MIND】、日本語では「偏狭な心」「視野狭窄」という意味で、もちろん【あっ、「なろう」マインド】と引っかけてます。
内容は、「正義の味方になろう!」というサイトと「悪の親玉になろう!」というサイトの投稿者が評価を求めて善行や悪行をするものの、基本的に全員自分主体で承認欲求第一なので自分以外がどうなろうと気にしないし、人が死んでもまず心配するのはサイト内の自分の評価……ああ愚か。というもの。
そんな中で愚か者が死んでったり、そのうち本当の正義の味方が出てきたりといった流れをなんとなくイメージしつつ生み出された冒頭部分がこれです。もちろん、それぞれの「なろう!」サイトの運営は同じ会社です。盛り上げるためにマッチポンプなイベントを起こしたりしますし、ほかにもいろんな「なろう」系サイトを運営してたりする暗黒メガコーポが黒幕。
発想の土台になったのは「白い虚塔」という短編作品。
この作品は『お医者さんになろう』という医療行為投稿サイトに投稿している主人公(評価は芳しくない)と、「なろう」ランカーの友人、そんな「なろう」中毒の2人を心配する馴染みの女医の3人によるショートストーリーです。
ギャグです。
この本の収録作では「大奥」ならぬ「大オーク」というダジャレ出オチにしかならないタイトルで一本書き上げてるとことか好きです。
「大相撲秋場所フィギュア中継」は豪華声優陣がラジオドラマしてますね。すきです。
以上、ライナーノーツの皮をかぶった大相撲秋場所フィギュア中継の宣伝でした。
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