事業再構築補助金を分析する
どの枠にエントリーするかを考えるうえで、チェックしておきたいのが枠ごとの採択率です。
どうせなら可能性の高い枠でエントリーしたいですよね。
従来の「通常枠」は、最も申し込みする事業者が多い枠なのですが、実は採択率は低かったりします。
採択率は他の枠と比べて低い傾向にあり、30%~45%で推移しています。
一方で「緊急事態宣言枠」(第六回から「回復・再生応援枠」)の採択率の推移は下記の通りです。
「通常枠」よりも採択率はかなり高く、66%前後の採択率です。
それぞれの申請条件は違うし、補助上限額は「通常枠」の方が大きいので、一概にどちらがいいかは言えませんが、単純に採択のしやすさなら「回復・再生応援枠」の方が有利ということになります。
さらに枠ごとに、その補助率も違ったりします。
従来の「通常枠」の中小企業への補助率は2/3でした。
これに対して「回復・再生応援枠」のそれは3/4です。
変数がいくつもあって、どの枠で申請すべきかはちょっと悩ましいのです。