緊張はチャンスだ。
最近、新しいバイトを始めたので緊張の連続である。
初めてのことをするときはワクワクもするが、緊張もする。新しい職場の人と喋るのも緊張するし、お客様の前にいると緊張するし、学生時代のバイト以来のオボンに料理を載せて運ぶのも緊張する。
だがそれがいい。それでいいのだ。
緊張とは、一体何なのだろうか。
失敗したくない→なぜ?→失敗して怒られたくない→つまり?→人によく思われたい
いろんな状況があるだろうけど、結論これだと思う。つまり人は他人によく思われたいから緊張するのだ。
逆に考えると、
他人によく思われなくてもいい→別に怒られてもいい→失敗してもいい→緊張しない
この流れになるはずである。このような流れに持っていければ緊張しないはずである。
つまり緊張とはメンタルである。メンタルを改善できれば、考え方を変えれば、緊張とは無縁の人間になれる。
だが、もちろん失敗を1ミリも恐れないという人間はいない。「こっちにこれ以上行くと崖が急になってて危険かも」とか。「あっちから猛獣の鳴き声がしたからあちらの方角に進むのは危険だ」みたいな。そういう失敗を恐れるという意識が発達したからこそ、人類は生き延び、全地球を支配するまでに繁栄したのだから。
だから緊張の要素をすべて排除することは不可能だ。でも、緊張を和らげる、もしくは緊張を自分の味方にすることは可能であると思う。
なにせ緊張とは悪いことじゃない。自分なりのベストを尽くしたいがために、陥っているマインドなのである。いいことなのだ。
まずは嫌われてもいいという考えを持つこと。目の前の人に嫌われようとも、自分は大丈夫だ、自分には信頼できる人がいると、信じられるかどうか。
そして失敗してもいいと思えるかどうか。失敗は逆にいいことだ、最高である。失敗最高。早く失敗したい。もっともっと失敗したい。Shippai is beautiful!!
そう思えるかどうか。
そして自分自身を愛せるかどうか。失敗をしている自分が愛おしい。どんなに周りに嫌われようとも、あたしはあたしのことが大好きであると思えるかどうか。
そうすれば、人に必要以上によく思われようなんて考えないはずだ。そうすれば、緊張は自然と和らぐ。逆にちょっと緊張しているのが心地よいぐらいの感覚になってくるのではないだろうか。
僕もまだまた緊張する。というか、バカみたいに緊張するし、瞬間瞬間で頭真っ白になる、なんてこともよくある。
そんなときは、緊張していた自分を振り返って、ああ、僕は人によく思われたいんだなって実感するし、緊張しているまさにその瞬間に、ああ、僕は今、猛烈に緊張している、、!!と分析していたりする。
でもこの理論をより深く自分に落とし込むことができれば、緊張も和らいでいくのではないかと思っている。いや、和らげてやる。
なんせ緊張していると全然面白いこと言えない。面白いことが言いたくて生きてるのに、これじゃ本末転倒である。
たぶん、使い方あってる。本末転倒である。
緊張なんてしている場合ではないのだ。僕は面白いことが言いたいのだ。
来月に友人の結婚式で、乾杯のスピーチを頼まれた。今でさえ、そのことを考えるだけで緊張する。たぶん、当日は膝がブルブル震えていると思う。一人じゃ歩けないかもしれない。
生まれたての子鹿でももうちょいうまく立つんちゃうかってぐらい震えてると思う。
だが、これはチャンスだ。死ぬほど嫌だけど、死ぬほど楽しみである。僕はそんな大勢の前でスピーチをしたことがない。しかもほとんどが知らない人たちだ。年上の方もたくさんいらっしゃる。
やばい。無理。普通に帰りたい。まだ始まってもないけど早く終わってほしい。
でもこれは最高のチャンスだ。僕はボケる。めちゃくちゃにボケてやる。会場を大爆笑の渦に巻き込み、隣の式場の人が何があったのかと覗きに来るぐらい沸かしてやる。
ああ、死ぬほど緊張する。僕は人に面白いって思われたいんだな、、、最高じゃないか。
とりあえず僕は緊張しつつもボケ倒す居酒屋をやる。
現場からは以上です。
@yohjihonda fdy.incというアパレルブランドの代表をしています。@fdy_inc SenveroOnDemandという飲み会を企画しています。